窓から差し込む光に、春の気配を感じる季節。
gentenがこの春お届けするのは、前回もご好評いただいた「フラッター」の新作。桜の花びらを思わせる繊細なカットワークが、淡く、やさしいピンク色に染まりました。
手に取るたびに、密かに心が弾む。そんな特別な春の景色をお届けします。
桜の光を、カットワークに閉じ込めて

日本を代表する桜や富士山をモチーフにした、和柄のカットワーク。
けれど印象は「和」へ寄りすぎず、一見するとオリエンタル柄にも見える遊び心が宿っています。
春の装いに溶け込みながら、ふとした角度で花の輪郭が浮かぶ。
その控えめさこそ、このバッグが愛される理由のひとつです。
時折見せる光の揺らぎが、春の気配をいっそう深めてくれます。
希少な「ベリー」に宿る、柔らかな桜色
今回のフラッターに使用したのは、「ベリー」と呼ばれる希少な素材。牛革の腹部にあたる革で、驚くほどやわらかく、繊細なシボ(表面の細かな凹凸)が特徴です。
バッグには使われにくい革。それでも、選ばれた理由

ベリーは、革の中でも大きくは取れない“限られた場所”の革。一般的にはバッグに使われにくい素材です。
けれど、その希少な革を余すことなく縫い合わせ、バッグに仕立てました。
落ち革をできるだけ出さない構造も、食用の副産物として生まれた革を無駄なく生かす、gentenのサステナブルなものづくりに通じています。
見た目よりもしなやかに、手に沿う質感

前回のフラッターは、ミネルヴァ・リスシオならではのハリが印象的でした。
一方でベリーは、手に取った瞬間にやわらかさが伝わります。
見た目は端正なのに、触れると想像よりもしなやか。
使い始めから手の中にすっと馴染み、春の装いに寄り添うやさしさがあります。
職人の手仕事が集結した、フラッターバスケットのかたち
通常のバスケットで行う「編む」という発想を、このバッグでは「縫う」に置き換えています。
構造線を強く見せず、一体成型にも似た輪郭へ。
裏地を付けない一枚仕立ては、表だけでなく裏の表情まで問われるため、縫う・磨く・捻引きといった革ならではの工程を、一つひとつ丁寧に重ねて完成します。
まさに職人技術が集まった仕立てです。
ホワイトワックスが描き出す、移ろう春の気配
このバッグのもう一つの主役は、表面に施された「ホワイトワックス」です。
淡いピンクに、春の光をまとわせて

お届けしたばかりのバッグは、白いワックスが霧のように表面を覆い、どこか儚げな淡いピンクのカラー。
また、表面のワックスは太陽光による革のオイル抜けや、日常の擦れから革を守る役割も担っています。
さらに、少し水がついてしまってもホワイトワックスが表面にのっているため、水染みにもなりにくく、少し革を手で揉むと目立たなくなります。
使ううちに爪キズがついたように見えることがありますが、それはワックスが動いた跡。
革そのものへのダメージを和らげながら、日々の手触りを受け止め、色味が少しずつ馴染んでいきます。
時とともにワックスがなじみ、深まりゆくアンティークな横顔

(左は約1か月半使用したものです)
使い込むほどに、手の熱や摩擦によってホワイトワックスはゆっくりゆっくりと革の中へ溶け込んでいきます。
約1か月半ほど使用しても、ホワイトワックスのペールトーンはきれいに残り、ニュアンスのある表情を長く楽しめます。

桜色は少し落ち着き、艶をまといながら、アンティークのような風合いへ。
穏やかな経年変化とともに、バッグはあなただけの「横顔」を見せ始めます。
一年後、二年後。
桜の季節が巡るたび、深まる愛着を感じていただけることでしょう。
手提げとショルダー、春の2つのバッグ

暮らしのシーンに合わせて選べる、二つのシルエットをご用意しました。
手提げバッグ|ほどよいマチに、日常が収まる

コロンとした愛らしいフォルムの手提げタイプは、見た目以上の収納力が魅力です。

しっかりとしたマチがあるため、お財布やポーチ、文庫本など、日々の必需品がすっきり収まります。
腕にかけたときも重さを感じにくい軽やかさで、お散歩やカフェ巡りの相棒に。
ショルダーバッグ|すっと寄り添う、すっきりした輪郭

身軽に動きたい日にはショルダータイプを。
長財布もしっかり入る高さを確保しつつ、マチはすっきり。
ジャケットやコートの上からでも輪郭を崩しません。

どちらのバッグにもピンクの巾着がセット。
出し入れの多い紐は革で丈夫に仕立て、巾着の外側にはポケットも付いているので、仕分けにも便利です。
手元に咲く、2つの財布とパスケース

バッグとお揃いで持ちたい、小物たちも揃いました。
華やかなピンクは、小物で取り入れると日常にすっと馴染み、春のギフトにも選びやすいアイテムです。
内装にもピンクを重ね、カットワークがつくる陰影がいっそう美しく映えます。
マチなしタイプの長財布|薄さのまま、視線が届く

お札を折らずに入れられるのに、厚みは抑えたまま。
スリムなバッグにも収まりがよく、取り出しもスマートです。

ピンクの革が重なることで、透かしの陰影がより繊細に見え、手元で静かに表情を変えてくれます。
二つ折り財布|小さく収めて、きちんと頼れる

持ち歩くシーンを選ばない、コンパクトなサイズ感。

中が見やすい小銭スペースに加え、カードポケットも充実しているため、カードが多い方や現金を使う機会が多い方にも頼れるつくりです。

ファスナーの引手には葉っぱを思わせる形を添え、さりげない遊び心も忍ばせました。
パスケース|ふと透ける模様が、気持ちをほどく

ふとした瞬間に透けて見える模様が、密かな楽しみに。
シンプルな佇まいの中でカットワークが引き立ち、ストラップ付きでバッグの中でも見失いにくく安心です。

ふと手に触れる桜の陰影が、慌ただしい移動時間にも小さな安らぎを与えてくれます。
桜色を長く楽しむために
はじめのうちは雨の降らない日にご使用ください。
- 使い始めは乾拭き中心で十分です。
- 防水はアメダスが相性のよい選択肢です。
- デリケートクリーム、コンディショニングクリーム、泡クリーナーは控えてください。
ワックスの層を急に崩さず、ゆっくり馴染ませることが、この商品をきれいに保つ近道です。
桜の余韻を連れて、春の街へ

「桜」を全面に出さない控えめなデザイン。
それでも鏡の前で、気持ちが少し弾む。
フラッターの桜バッグは、そんな小さなときめきをそっとくれるバッグです。
買い物の日も、ふと出かける日も。
目に入る桜の陰影が、心を軽くしてくれる。
手提げとショルダー、小物まで揃えて、あなたの春に似合うひとつを選んでみてください。
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