秋冬の装いに欠かせない人気のファーバッグ。市場にはフェイクファーやエコファーが多く並びますが、gentenが選んだのは、食の副産物として生まれた山羊革を無駄にせず活かす理念から誕生した希少なゴートファーです。
野性味と上質感を兼ね備えたこの素材を用い、2wayバッグとハンドバッグへと仕立てたレザーアイテムをお届けします。
環境配慮から生まれたgentenのファーバッグ

「ファッションのためだけに革を生み出すのではなく、食の副産物を余さず活かすこと。」
gentenのファーバッグは、この理念から生まれました。自然や人に配慮した選択は、持続可能なものづくりへのブランドの姿勢を物語っています。野性の質感を大切にしながら、上品なバッグへと昇華させる——そこにgentenらしいクラフトマンシップが宿っています。
そしてこの姿勢は、素材の扱いにも表れています。原皮は一枚ごとに大切に扱われ、傷跡や穴は丁寧に補修。革を余すことなく使い切ることで、貴重な毛皮として新たな命を宿し、バッグへと仕立てられているのです。
素材に宿る存在感
素材こそがバッグの価値を決定づける要素です。
寒冷地で育まれたゴートレザー(山羊革)が生む個体差

寒冷地に生息する山羊の毛は、繊維が密でボリュームに富み、豊かな質感を生み出します。毛付きのまま鞣されたゴートファーは、同じダークブラウンでも赤みを帯びたり、黄色みを含んだりと、ひとつとして同じ表情がありません。天然毛皮ならではの野性味と個体差が織りなす奥行きは、大人の冬をしっとりと彩ります。
なお、本物の毛皮であるため、摩擦によって毛が少しずつ抜けることがあります。これは天然素材ならではの特性であり、その自然な変化も含めて個性として愛でていただけます。
希少なクロームフリー鞣しとは?

通常、毛皮は製造の難しさからクローム鞣しが主流とされています。しかし、gentenのファーバッグは、あえて環境にやさしい「クロームフリー鞣し」を採用。自然鉱物を用いた新しい技術により、焼却しても有害物質を発生させず、自然に還ることが可能です。革が本来持つ質感を活かしつつ、環境負荷を抑えるこの方法は非常に希少で、gentenの理念を象徴しています。
牛革の経年変化


ファーと組み合わせる付属部分には、タンニン鞣しの牛革を採用。最初はスモーキーな墨クロですが、使い込むほどに艶が増し、深みを帯びていきます。ファーの存在感と相まって、時間と共に育つ大人のバッグへと変わります。
ファーバッグの魅力と機能性
見た目だけでなく、日常での使いやすさも考え抜かれています。
大きめの2wayショルダーバッグの収納とポケット構造


2wayショルダーファーバッグは、くり手のハンドル付きなので、ショルダーバッグとしてだけでなく、手提げスタイルも楽しめます。
シーンや装いに合わせて持ち方を変えられる自由度が魅力です。

内装背面にはゆとりのあるサイズのファスナーポケットを備え、反対側には2つのオープンポケットを配置。財布やキーケース、小物を仕分けながらスマートに収納できます。ファーの豊かな毛足の存在感に加え、実用性を兼ね備えた大人のバッグです。
丈夫で滑らかなショルダーベルト

厚口の牛ヌメ革を採用したショルダーベルトは、耐久性が高く、滑らかな質感で肩に優しく馴染みます。ベルト単体でも成立するほどの堅牢さとしなやかさを備え、クラシックかつモードな印象を支える重要なディテールです。
手提げファーバッグのマチと美しいシルエット


小ぶりなサイズながら、しっかりとマチが取られているため長財布やペットボトルも収められる設計。ファーがぐるりと一周しており、どの角度から見ても存在感を放ちながら、品のある大人の可愛さを纏います。

マグネットで閉じることができるため、見た目の軽やかさに安心感も添えます。休日の街歩きや冬のちょっとした外出に、軽やかに寄り添う相棒です。

秋冬の特別なファーバッグを、あなたに

この秋冬、あなたの装いに確かな存在感を添えるファーバッグを。
流行や季節を超えて、使うほどに艶を増し、深みを帯びるファーバッグ。自然が生んだ個体差は、持つ人の時間とともに育ち、やがてあなただけの表情へと変わります。
gentenが贈る2型のファーバッグは、秋冬の装いを特別なものにしてくれる、自然の恵みを纏う静かな誇りとなるでしょう。
ゴートファーは店頭・オンライン共に発売中です。