毎年、暖かな季節を前にお目見えするgentenのラフィアのバッグ。
今年は2つのシリーズをご用意しています。
最初に登場するのは、伊語で「線」の意味を持つ「リネア」。
帽子2型もおつくりしましたので合わせてご紹介します。
上質なマダガスカル産のラフィアを
職人技で丁寧に編み込んで
ラフィア椰子の葉を乾燥させることでできる天然繊維、ラフィア。天然の樹脂を含んでいるためしなやかで、細かな細工ができるのが特長です。竹や籐のバッグとはまた違った魅力があり、編み上げたときの美しさは格別。gentenでは、品質の高さに定評があるマダガスカル産のラフィアを選んでいます。
リネアは、ハンドルが底面からつながっている、まるでキャンバスバッグのようなつくり。擦れやすい底面には贅沢に牛革を重ねて機能性も大切に。ラフィアのソフト感に合わせて柔らかなキップレザーを採用しました。カジュアルでありながら品の良さがあるのは、職人技で丁寧に編み込まれた素材ならではといえます。
荷物を入れると自然と底面が下がり、袋調のシルエットに。底面の革底が覗き、使ってみてわかる美しさがあります。
ハンドルは、テープ状に編んだラフィアにすっと革を通すことで縦のラインを強調。ラフィアと革を合わせることで強度が増して擦れの軽減にもつながります。さらに口前には、ラフィアと革との中間色の再生ポリエステル糸でかがりラインを入れたことで、夏のコーディネートに合わせやすく。
口元の内側は、革のパーツを用いた剣差し仕様。開閉が手軽で荷物の出し入れがしやすく、使わない時は剣差しを外に出すとさりげないアクセントにもなります。
左から、リネア トートバッグ 大49,500円（税込）、小39,600円（税込）
デイリーにもリゾートにも。
トートタイプのバッグ〈大〉〈小〉
でき上がったバッグは2型。ハンドルの長さと内装のポケットの仕様が少し異なりますが、〈大〉〈小〉の2サイズで同じデザインです。
※モデル身長174cm
ざっくりと大きめのバッグがお好みの方にぴったりな〈大〉サイズ。肩掛けもできる長さのハンドルを付けています。ドリンクボトルや日除けのストール、帽子など、何かと荷物が増える暖かな季節にも、軽快なラフィアのバッグであれば心も軽やかにお出かけできそうです。
内装のつくりも手抜かりなし。同系色のコットンの生地を合わせてあり、荷物がバッグの編み目に引っかかる心配はありません。〈大〉サイズには、オープンポケットとファスナーポケットを備えて収納力もしっかり。
※モデル身長174cm
身軽にちょっとおでかけにぴったりの〈小〉サイズ。お財布にスマホ、鍵など、必要最小限のものを入れてふだん使いに。コンパクトですが、500mlのペットボトルを入れても十分な容量感。〈小〉サイズの内装もコットンの生地を合わせてあり、オープンポケットを備えています。
左から、リネア キャップ14,300円（税込）、ハット13,200円（税込）
バッグとおそろいでかぶりたい
ハットとキャップの帽子
暑い夏のお出かけ、日除けにぴったりのハットとキャップも、バッグとおそろいでおつくりしました。
昨年、好評だった形のハットは、クラウンの高さはそのままにデザインを少し変えています。短めのつばがゆるやかに下を向きやさしい印象。カジュアル過ぎず、透かしが涼し気です。つばの縁には、バッグと同様に再生ポリエステル糸でかがりラインを入れ、gentenの革タグを添えてアクセントに。
スポーティーなコーディネートだけでなく、マニッシュなスタイルにも似合うキャップもお作りしました。ハットよりもさらに細かな編み目で仕立てた曲線が美しいまろやかなシルエット。キャップの内側には、ベルトとベルクロ付き。サイズ調整ができるので、快適なフィット感でお使いいただけます。
ラフィアは、愛用を重ねるごとにゆっくりと艶が出てあめ色へと近づき、革と一緒に育てる楽しみも味わえる素材です。
街にもリゾートにも連れて行きたい涼やかな存在感。
リネアが、蒸し暑く年々長くなる季節の
良きパートナーに。
■リネアのお手入れについて■
ラフィアはもともと防水性に優れていますが、防水スプレーをお使いいただくことで、外出先や旅先などで天候を心配することなく安心してご利用いただけます。雨に濡れてしまった場合には、中に新聞紙などを入れて除湿を行ってください。また、ご自宅での保管は、日の当たらない風通しの良いところに置くようにするのがおすすめです。
持ち手などに使用している革にも、防水スプレーをかけおくと汚れ防止にも役立ちます。
「リネア」は店舗は4月上旬、オンラインショップは4月中旬の発売予定です。