共鳴しあう場、#つどいのgenten

ツヤ、手触り。色や形の変化。キズやシミ。
共に過ごしてきた日々の証として、変わってゆく姿を愛おしく思う。

口にすることのない、けれども日々感じているお気に入りのバッグや財布への想い。

その想いが、誰かに伝わったとき。
「わかる」の3文字にはかり知れない価値が生まれる瞬間。

多種多様に広がる価値観の中で、
波長の合う人々が集まる“道しるべ”として、
「#つどいのgenten」は生まれました。


「#つどいのgenten」とは?

ファンが集まれる、ファン同士が語りあえる場所

gentenのファン(通称:ゲンテナー)が集まり、革の経年変化の様子やお手入れ、コーディネイト、愛用品について語り合う場です。いつもはInstagram上で、年2回はリアルな場で開催します。

Instagram上での「#つどいのgenten」
「#つどいのgenten」はgenten公認のハッシュタグです。
gentenのバッグや財布など愛用品の写真を「#つどいのgenten」のハッシュタグをつけてInstagram上で投稿したり、他の方の投稿を探してコメントしてみませんか?
私たち作り手もコメントなどで参加します。

年2回の特別な「#つどいのgenten」
開催日時:
5月と11月のいずれかの土曜日(年2回)

会場:
genten tenotsutae市谷店

応募方法:
開催の1カ月~数週間前にInstagramのgenten公式アカウント、インスタライブにて告知します。詳細は告知をご覧の上、ご応募ください。

過去の開催:
第1回 2021年11月13日(土)15:00~17:00

※イベントにご参加いただいた方には、アマーノのオリジナルチャームを会員証としてプレゼントします。
※開催日時や場所は都合により、変更となる可能性がございます。ご了承ください。



【第1回】#つどいのgenten開催 

2021年11月13日(土)に行われた#つどいのgentenの様子をご紹介します。

■当日のリスト
1.gentenからの挨拶
2.クイズ
3.参加者のmy gentenの紹介
4.2022春夏の新作鑑賞
5.記念写真の撮影
6.会員証のプレゼント

クイズはgentenや革にまつわる問題を4問出題。
「革の種類当てクイズ」では、革のチップを用意し、普段触れることのない革の銀面(表面)と床面(裏面)を指先で体感していただきました。原皮を広げての革の解説には皆さん真剣な表情で聞き入る様子も。

会員証としてお渡ししたアマーノのチャーム。gentenの顔ともいえるバッグ、アマーノ。そのイラストをアマーノの生みの親、佐伯が新たに書き起こし、特別なチャームにしました。#つどいのgentenメンバーの「あかし」です。
2回目、3回目と参加するたびに小さなチャームを追加し、アマーノのチャームの縁に付けていく予定です。ぜひ何度でもご参加ください。

今回はさまざまな状況を鑑みて、7名の方にご参加いただきました。東京都在住の方を中心に千葉県や神奈川県、茨城県、遠く富山県から足を運んでくださった方もいました。

「初めての開催でしたので不安もありましたが、まさかこんな遠方から来ていただけるなんて。幸せに感じました」(genten尾山)

長年にわたってgentenを愛用されている方をはじめ、なかにはgentenを使い始めて1年ほど「gentenのことや革のことがもっと知りたくて」という方も。幅広い世代が集う会となりました。#つどいのgentenはgentenを好きな方であればどなたでもご参加いただけます。

■参加された方の感想
「gentenというブランドをこの機会にもっと知ることができて非常に有意義な時間でした。」(S様)

「参加者さんたちとアイテムで語り合う“リアルわたしのgenten”を体験しまして、珍しい(懐かしい?)アイテムや使い込んで愛着が溢れてるアイテムやお気に入りのシリーズ等、見聞きできて、ますます、いろんな方のアイテムが見てみたいと思いました。」(T様)

「好きなものでつながる楽しさとgentenさんの商品、会社が好きなんだということを再認識できました。私は、デザインや革、製品の品質の高さ、修理して使い続けられるサポート体制があること、店員さんが自社の製品のファンで実際に使っていらっしゃる方が多いこと等がgentenさんの魅力だと感じていましたが、昨日お会いした皆さんや作っていらっしゃる方々のお人柄や魅力だったのだなと気付き、嬉しくなりました!!これからもファンの一人として、応援、愛用させていただきます」(I様)



それぞれの想いが詰まった
my genten

第1回#つどいのgentenの中で最も盛り上がったのが、「my gentenの紹介」。
参加者の皆さんに愛用品を持参いただき、一人ずつ、出合った時のエピソードやお気に入りのポイントなどを紹介していただきました。

愛情を注がれ、まるでダイヤモンドのように輝きを放つヘビ革の財布には特に歓声が上がり、過去のカットワークのシガレットケースには「ほしい」「見たことない」というお声が飛び交いました。

「こんなに参加者同士の話が盛り上がるなんてと正直驚きました。語り手はすごく声を張り上げるわけではないけれど、ひしひしと “我が子”への愛情を感じました。」(genten荒井)

せっかくですので、参加された皆さんの愛用品とエピソードをくらしのgentenでも紹介させていただくことにしました。 


「初めてのゲンテンバッグは、インタラクティングモノグラムです。光沢感のある織りと色白な革が生み出す、清楚でクラシックな雰囲気に一目惚れ。生地にペットボトルからの再生ポリエステルを使っているというのも、資源を大切にするゲンテンらしく惹かれました。
店舗をはしごして、一番気に入った柄の出方のものをお迎えしたのも良い思い出です。7年が経ち、真鍮は渋く、革は飴色に変わりました。これからも永く愛用したいです」(S様)


「写真上の長財布は、現在使用しているもの。
写真下のお札入れと、小銭入れが、私のfirst genten。20年くらい前伊勢丹のショップで、母からのプレゼントとして買って貰いました。一目惚れして、はじめて蛇革を欲しいと思いました。
上も下も元は同じ色の革ですが、下は使い込んでいますので、柔らかくツヤツヤ。フカフカ柔らかです。
手に入れた頃には、身の丈に余る贅沢な財布で、磨いて手入れして、大事に大事に使いました。小銭とお札を分けるのが好きなのですが、蛇革ではあまり見かける事がありませんので、作りもお気に入り。今でも時々気分を変えて、使っています。働き出してからは、自分でもバッグなど購入しましたが、自分のgentenで一番は?と言うと、このお財布かなと思います」(M様) 


「私は、人前でお話し出来る様な素敵なエピソードが特に無くて、gentenの商品に心惹かれてしまう、ただのgentenファンです。
店頭で見かけたカットワークのバッグに一目惚れしてから、gentenにハマりました。
この小銭入れは、数年前に札幌の丸井今井店が限定で販売しているとネットで知り、帰省の際に購入したものです。
あまりの可愛さに2個(ヌメとチャ)を買ってしまいました。普段、小銭入れを使ってないので、観賞用になっていますが、いつ見てもかわいくて、思わず笑顔になってしまいます」(T様)


「ブルーグリーンは、市ヶ谷店3周年の限定品で、2021年11月に購入したばかりで、もともとの革の質感とまだあまり使ってないのもあり、これから!な状態です。
ノウチャは、2年くらい前にアウトレットで購入しました。ヘビロテしているので、くったりしていて手持ち部分が自立しません。「濃茶」と見えつつ、「赤茶」にも見える色に惹かれ、このユーフラテスを購入しました。
ユーフラテスは、ぱっと見はシンプルなのに存在感があり、底の放射線状の縫い目にただのシンプルではないことが感じられるのが大好きです」(T様)


「#つどいのgentenでお話した、市ヶ谷店開店1周年記念のハラコ付トスカトートバッグです。ハラコ好き、トスカ好きで、大きさも、どストライクでした。一体、何年発売だったか覚えていませんが、たまたま市谷店におじゃました時に、出会い、お迎えしました」(S様)


「店頭で一目惚れしたカクレクマノミのチャーム、使い始めたばかりの真っ赤なポーチ、そして休日用のトートバッグです。
トートバッグは、季節を問わずに使え、どの色の服にも合わせやすく、少しずつエイジングで個性が育って来ているのも気に入っているポイントです」(I様)


「高校時代にアマーノのブックカバーで革に魅了された私は、憧れていたラフィナートを二十歳で購入。 仕事がうまくいかなかった時、革に触れるとすこしだけ安心できた気がした。 五年目を超え、昔の傷は個性となり革は柔らかくなった。
ラフィナートはオールレザーだけど重すぎず、PCもすっぽり入る収納力を持つ、超優秀な”出来る子”なので、どこへ行くにもこの鞄と出かけていた。
お迎えしたころは一人でしゃんと立っていられたのに、今ではくたっと丸まって座っている。しかしまだまだ現役で怪我も入院もしたことはない。今年、ラフィナートと私の関係は十周年を迎えます。」(K様)

ひとりひとりの愛情表現。無限な価値。
大切にされてきた“もの”に宿る輝き。

gentenのバッグを作る人と使う人。 
そして、使う人と使う人

ふだんは顔を合わせることのない私たちがつながる場
「#つどいのgenten」。

時と共に変化してゆく革の魅力。共に歩み、深まる愛着。

そこに単なる“もの”以上の価値を見出す仲間と出会い、
ゆっくりと“もの”への想いを見つめる時間を、共に。

世の中は流れてゆく
そして変わってゆく
でも満ち足りている


それが一番大切だと知っているから。


2022年1月14日公開