やわらかな手ざわり、色つむぎ。ダイヤモンドパイソン
毎日使うものだから、手ざわりも色にもこだわって。金運を上げるといわれるパイソンレザー。その縁起の良い希少な革を使ってgentenがおつくりするお財布は、日々を重ねるごとに優雅な艶を帯び、色の成長が愉しい、そんな革小物です。
「実入り」と「巳入り」の縁起を授かるパイソンレザー
洋の東西を問わず、「神の化身」「神の使い」などとも呼ばれて尊ばれるヘビ。脱皮を繰り返して成長していくことから、再生、強い生命力、子孫繁栄、豊穣、無限の繁栄などの象徴と考えられています。
ヘビは十二支では「巳(み)」。ヘビの抜け殻をお財布に入れておくとお金が入ってくるなどと言われますが、これは「実入り」と「巳入り」をかけたものだとか。
古くから、広く金運を呼ぶ縁起物と知られてきたパイソンレザーのお財布。パイソンレザーがお好きで買い揃える方はもちろん、実は「gentenで手にしてから、パイソンレザーが好きになった」とおっしゃってくださる方も少なくありません。
gentenのパイソンレザーは、艶やかでゴージャス感のあるパイソンレザーとは印象が大きく異なります。マットで、ナチュラルで、スキニー。gentenでは本来の革の薄さ、しなやかさ、ウロコの風合いを大切に、素上げでしっとりとやわらかな佇まいに仕上げています。
どんな柄行きに出会えるかは一期一会
唯一無二のお財布との運命の出会い
ダイヤモンドパイソンは、その名の通りウロコが美しいダイヤモンドの形をしているのが特徴です。gentenの素上げのパイソンレザーなら、ウロコ本来の表情をお愉しみいただけます。
gentenのダイヤモンドパイソンは、フロントカットと呼ばれる細かなウロコ部分がある背中側を用いるので、ウロコの大きさや表情が一つひとつ随分と変わってきます。同じものが存在しない唯一無二のお財布ですから、まさに一期一会。運命の出会いがそこにはあります。
上段左:二つ折り財布24,200円、上段右:長財布37,400円、下段左:Lファスナー長財布39,600円、下段右:二つ折りファスナー財布26,400円(いずれもグリーン、税込)
新色は「明るく趣き深い」緑青ベースのグリーン
斑(ふ)を生かしたシロ、定番のチャの3色が揃いました
2021年冬に発表した最新のパイソンレザーシリーズは、「シロ」「チャ」「グリーン」の3色、長財布と二つ折り財布、L字のファスナーが付いた長財布と二つ折り財布の4型展開です。いずれもパイソンレザーのウロコの美しさを存分に堪能いただけるよう装飾は最小限に、シンプルに仕立てています。
新色のグリーンは、gentenらしいニュアンスのある色合いが特徴です。エメラルドグリーンのようなターコイズのような。緑青(ろくしょう)と呼ばれる、アメリカの自由の女神像などの彫像にみられるような青みがかった緑が近いかもしれません。
パイソンレザーというと、ウロコの大小だけでなく、斑(ふ)と呼ばれる模様も個体によって違ってきます。シロのお財布ではその斑を生かして仕立てていますが、グリーンとチャは斑を目立たなくするために真っ白になるまで色を抜いてから染色しています。どうしても手間がかかってしまいますが、そうすることで均一的で美しい色合いを実現することができるので妥協が許されません。
ご愛用いただく中で、変化を愉しんでいただけるのもgentenのパイソンレザーの大きな特徴です。余計な表面加工を施さない素上げのパイソンレザーだからこそ経年変化が起こります。
上の写真は、パイソンレザーの経年変化の様子です。上のお財布がおろしたばかりの表情。下が約2か月間毎日をともに過ごしたお財布で、今では頼もしい表情に。手触りもぱふっとした軽やかさからしっとりとなめらかになり、豊かな艶も出てきました。
軽く薄く、でも機能的に。
ダイヤモンドパイソンは、牛革など他の革と比べるととても薄く、丈夫なのが魅力です。表面はふっくらとやわらかみのある佇まいに仕上げていますが、中面は機能性を重視してポケット数はなるべく多めに、お札や小銭を入れるスペースは取り出しやすさに着目しています。
Lファスナー長財布のファスナーを開けると、お札、小銭、カード類をひと目で見渡すことができます。カード用ポケットは14枚分もあり収納力に長けています。また、中央にある三角形のスペースは小銭入れです。広々とした間口で出し入れがスムーズです。
パイソンレザーは、時を重ねるとともに色の変化が楽しめ、中面も革がよりやわらかに使い勝手良く馴染んでいきます。育てる楽しみのあるのもパイソンレザーならでは。じっくり手に取って、運命的な出会いをぜひ体験してください。
特別なお手入れは必要なく、そのままの素材感をお愉しみください。
経年変化についてですが、使い込むごとにしっとりと手に馴染み、銀面(表面)の艶が増してゆきます。その表情の移り変わりもお愉しみください。