心地良さを見つける。
マキさん流~「ミモザリビング」の使い方~

gentenのホームインテリアシリーズは、ともに時を重ねていくなかで感触が柔和になり、艶やかな表情へと変わっていくさまが楽しいものばかり。

「こう使わないといけないという固定概念に縛られることなく使えるものが多いですね」と、シンプルライフ研究家のマキさん。

今回は、これまでにも「暮らしのゲンテン」にたびたびご登場いただき、さまざまなアイデアをお持ちのマキさんに、用途にとらわれない「もの」との向き合い方、楽しみ方を提案してもらいました。
まずは、マキさんならではの「ミモザリビング」の使い方をご紹介いたします。


暮らしに『趣き』
genten発「ミモザリビング」

おうちで過ごす時間がもっと楽しく、心地よいものになりますように。
gentenのリビングアイテムは、そんな想いを込めておつくりする収納アイテムです。

「ミモザリビング」はもともと「ミモザ」のバッグシリーズとして存在しているもので、長きにわたって根強い人気を博しています。


明るい黄色の花を咲かせるミモザと日本では古くから様々な用途に使われるチェスナット(栗

「ミモザ」はその名の通り、植物のミモザとチェスナット(栗)の樹皮からとれるタンニンで生地を染めています。日本酒で有名な京都・伏見に近い地場に流れる良質な軟水と植物由来のタンニンで出す色は、化学染料では出すことのできない繊細な趣きで、時間の経過とともに色が変化してゆきます。時とともに暮らしになじむ魅力を秘めています。

「ミモザリビング」はハリとコシがある固く密に平織りにしたグログラン生地を使用しています。生地にはハンドミシンでピンステッチを施してあり、これも強度をつける一つの工夫です。

また、手仕事によるピンステッチは生地の一つひとつに“ゆらぎ”を与えます。昔ながらの染色とあいまって、gentenはこの“ゆらぎ”こそが自然のもたらす心地良さととらえています。使うごとに表情を変えていく様をぜひお愉しみください。



収納バスケット(6号)27,500円、収納バスケット(4号)19,800円 ※いずれも税込


近年、おうち時間が増えたことで趣味のものが増えた方も多いのではないでしょうか。
間口の広い収納BOXは、趣味グッズをさっと取り出して片づけることも容易にできる点がメリットでは?と、マキさんが一例として提案してくれたのがフィットネスグッズ入れです。

エイジングによって味わい深くなっていくのも魅力の一つです。
収納バスケット(4号)19,800円、収納BOX25,300円、クッションカバー24,200円、収納バスケット(8号)33,000円 ※すべて税込

「ヨガマットや筋トレグッズは幅を取るものが多くて壁に立てかけたり、テレビの下にざっくりと置いてしまう傾向がありますよね。でもこうした趣味のグッズは部屋のインテリアになじみにくいんです。そういったものを隠すのに収納BOXの生地の質感は向いていると思います。ただ整理のために使うのではなく、リビングの世界観になじませるという意味でも効果的です」(マキさん)

収納バスケットは、取っ手がついているので持ち運びもスムーズ。写真は8号サイズ

「リビングまわりは生活感が出る場所なので、すっきりと気持ちよく過ごすためにまとめて入れておけるものがあると便利です。例えばいつもは寝室にブランケット入れを置いておき、リビングで映画鑑賞をするという時にはバスケットごと移動することで時短につながるだけでなく、雑多になる心配も軽減されると思います」(マキさん)

エプロン20,900円(税込)

お部屋に植物がひとつあると、癒やしと安らぎを覚える空間に。
マキさんもご自宅で植物のお世話を愉しんでいるそう。丈夫な生地でおつくりしたgentenのエプロンは、ガーデニングでも活躍しそうです。

「観葉植物は時折霧吹きを使った“葉水”をするとよりみずみずしい姿を見せてくれます。こうしたグリーンのケアをするときも道具をまとめておくと楽ですよね。ガーデニングやグリーンをいじるとき用のエプロンのポケットに枝切りばさみや霧吹きなどを入れておくとこまめに水やりをする習慣がついてきます」(マキさん)



収納バスケットは鉢カバーにも。ティッシュカバー9,900円、収納バスケット(6号)27,500円 ※いずれも税込

マキさん流~日用品も”見せる“使い方を~

掃除をするときに大変だからと新居に引っ越すタイミングでソファとローテーブルは思い切って処分したというマキさん。広々と使えるようになったことでのんびりと寝転がったり、子供たちはおもちゃで遊んだりといいこと尽くしだそうです。

「ティッシュは以前は箱型のケースに入れてテーブルの上などに置いていたのですが、場所を取るのでやめました。クローゼットや引き出しの取っ手に紐を吊るして使えるティッシュケースなら置いておくだけでもさまになるしいいですね」(マキさん)


収納バスケット(6号)27,500円(税込)

固定の棚を設けずに洗面所下のデッドスペースなどを上手に利用されているバスルーム。使用頻度の高いバスタオルやフェイスタオルは出し入れや持ち運びがスムーズにできるように収納バスケットを使ってみるのも一案です。

「洗濯物をしまうときに、例えばバスルーム用のバスケット、寝室用のバスケットと決めてそこに入れて持ち運べば移動がとてもスムーズです。バスタオルなどはバスケットに入れたまま使うことで見た目もいいですし、機能的ですよね」(マキさん)

ミトン8,800円、鍋敷き6,600円 ※いずれも税込

ティッシュケースと同様にミトンや鍋敷きなどのキッチン小物も壁面を利用して吊るすことですっきりとした見栄えをキープできます。また、鍋やホーローのポットなど熱い物をつかむときや置くときなどのとっさの対応にも便利です。

鍋敷きが小物入れに!マキさん流のアレンジにgentenスタッフも脱帽。

鍋敷きは、本来の用途以外にもポケット付きの利点を生かして使用頻度の高い小物入れとして活用することも。

「宅配が届いたときに認め印が必要だったり、サインが必要なときにすぐに対応できるグッズを一か所にまとめておくと便利ですよ。玄関近くに置いてもいいですし、キッチンのシンク台を使ってフックで飾るのも効率的ですね」(マキさん)

「例えば収納バスケットを最初は鉢植えカバーとして使っていたとしますよね。でも植物が枯れてしまったり、寿命がきたときにそれだけの機能だともったいないなと思うんです。鉢植えカバーとしての役目を果したら、次はお弁当箱を入れる袋として使うなど利用目的が180度変わっても違和感がないのがgentenの収納アイテムの魅力だと思います。色使いもシンプルかつ落ち着いているので幅広い使い方が期待できます」(マキさん)




さりげない上質感。
「リビングレザーボックス」

続いて「リビングレザーボックス」をご紹介します。

「栃木レザー」と呼ばれるタンニン槽につけ込む、ピット槽なめしを施した堅牢な牛革でおつくりするレザーボックスです。シンプルな一枚革で仕立てています。無染色の革に銀すりを施すことで現れる、もともとのキズやシミ、トラを魅力と考え、「景色」ととらえています。裏(床面)の表情のムラも含め、一つとして同じもののない革との出会いをお愉しみいただけます。

レザーボックスのシリーズは、おうちでお仕事をする方も多くなった昨今、ちょっとした贅沢がおうちでの快適さにつながるようにと考えたアイテムです。サイズは3種類で、書類が丸ごと収まるA4ファイルサイズ、ダストボックスにちょうど良い大サイズ、デスク周りの小物をまとめられる小サイズをご用意しました。

それでは、マキさんに実際に使っていただいたアイデアもご紹介いたします。

ダストボックス以外にもお菓子を入れるボックスを携えてまったりと楽しむ“ひとりの時間”

会社や学校へ家族が出かけたあとの「ひとり時間」は、好きなことに没頭できるご褒美タイムです。また、家族が眠りに就いてほっとひと息の時間も心が安らげる贅沢なとき。

gentenのレザーボックスはヌメ肌独特のやさしい佇まいで、しっかりと自立します。ざっくりと小物を入れてもぐらつかない安定感も持ち味です。

使ううちに濃い色に。自然光でも大きく経年変化していきます。リビングレザーボックス(大)46,200円(税込)

「中サイズのレザーボックスは深さがあるのでお菓子をストックするボックスとして使ってみました。テレビや映画を観ながらワイン片手にポテトチップスやポップコーンなどのお菓子をつまむ時間って幸せだなぁと思います(笑)」(マキさん)

仕事道具をまとめていつでもどこでもデスクワーク。リビングレザーボックス(小)27,500円(税込)

原稿の執筆活動も行うマキさんにとってパソコンは必須の仕事道具。ご自宅には扉を手前に倒して開けるとその扉の背面がデスクになるライティングデスクがあり、デスクワークは主にこの場所で行っていますが、気分転換を兼ねてダイニングテーブルで仕事をすることもあるそうです。
「仕事をする場所を決めてしまうことで、作業効率を優先して机の上にたくさんものを置いてしまう方が多いと思います。会社にお勤めの方でも最近では自宅勤務の日もありますので、いつでもどこでも作業ができるように必要な仕事道具は一か所にまとめておくと作業効率が上がります」(マキさん)


画像左: リビングレザーボックス(小)は、リビングのリモコンなどをまとめても。

画像右: リビングレザーボックス(A4ファイルサイズ)に書類を入れれば持ち運びもスムーズ。



リビングレザーボックス(大)はダストボックスとしても。

おうちの中での主役は「人」。
インテリアなどの置くものは良い意味での脇役

最後にマキさんがインテリアを選ぶときのポイントを伺いました。

「私の中ではインテリアだけでなく家に置くものは脇役であるべきという考えがあるんです。主役はやっぱり人。人が心地良く過ごせるためにそれ以上に目立つものを取り入れないようにしています。」


「人が活きる、人がはつらつとする。そういう存在のインテリアが理想です。
今回のgentenのリビングアイテムはそういう意味では名脇役だと思いました。私としてはしっくりきたというか。部屋のどこに置いても違和感がないんです。それってすごいことだと思うんですよね。収納するものがたとえどんなものでも包み込んでくれるような、その懐の深さはリビングインテリアとしてすごく理想的なあり方だと思います」(マキさん)




左から収納バスケット(8号)33,000円、収納バスケット(6号)27,500円、収納バスケット(4号)19,800円 ※すべて税込

左からクッションカバー24,200円、ティッシュカバー9,900円、収納BOX25,300円 ※すべて税込

左から鍋敷き6,600円、エプロン20,900円、ミトン8,800円 ※すべて税込
※ミモザリビングはどの型にもミモザの花をイメージしたレザーチャームがあしらってあります。


左からリビングレザーボックス(A4ファイルサイズ)57,200円、リビングレザーボックス(大)46,200円、リビングレザーボックス(小)27,500円 ※すべて税込

今回、マキさんに使い方のアイデアをたくさんいただきました。
マキさんの「もの」との向き合い方は、どれもが「心地良く暮らすため」。

持ち主のライフスタイルに寄り添うこと。
愛着を持って長く使えること。
これこそ、gentenのものづくりへの想いでもあります。

gentenが提案するリビングインテリアシリーズが、
心地良い暮らしの一助となれれば幸いです。

<プロフィール>
マキ/シンプルライフ研究家

夫と長女(13 歳)、次女(8歳)の4人家族。広告代理店に勤務するかたわら、不要なものは持たない、不要な家事はしないシンプルな暮らしを綴ったブログ「エコナセイカツ」を主宰。『しない家事』(すばる舎)、『虫のいい家仕事 家事の嫌いな私のラクして時短!片付け&収納術』(宝島社)、『母から子に伝えたい 持たない四季の暮らし』(大和書房)、『なくす家事』(KADOKAWA)など著書多数。
https://www.econaseikatsu.com/

「ミモザリビング」受注会

「ミモザリビング」は受注会での限定生産・販売となっており、順次各店舗で受注会を開催いたします。受注会ではサンプルをご用意しておりますので、経年変化や色、手ざわりなど実際にご覧いただきながらお選びいただくことができます。どうぞお近くの店舗までお運びくださいませ。

【受注会スケジュール・対象店 ※随時更新予定】


■11月3日(水)~14日(日)
genten ららぽーとEXPOCITY

■11月13日(土)~23日(火)
あべのハルカス近鉄本店

■12月1日(水)~14日(火)
名鉄百貨店

■12月18日(土)~28日(火)
大和香林坊

※商品のお渡しはオーダーより約2か月後となります。

2021年7月30日公開