街角の小さな出会い―「Bun Coffee Byron Bay」

「genten tenotsutae -手の伝え- 市谷」のある市ヶ谷は、多くのオフィスやマンション、大学などがありながら、豊かな緑や水辺に自然を感じられるエリアです。街には個性的なお店もたくさん。そんな中からgentenスタッフが気になったお店、行きつけのお店をご紹介します。
今回おじゃましたのは、市ヶ谷駅のほど近くにお店を構える「Bun Coffee Byron Bay(バンコーヒー バイロンベイ)」さんです。



オフィスワーカーにもご近所さんにも
愛される街のコーヒースタンド

市ヶ谷駅からゆるやかな坂道を1分ほど登ると、カラフルなパッケージが目を引く外観が見えてきます。
「いらっしゃいませ」。スタッフの田中叶江さんが笑顔で迎えてくれました。


「もともとは、オーストラリアからコーヒー豆をはじめとする自然食品やオーガニック食品などを輸入して日本の飲食店に卸している会社です。飲食店からの評判も高いオーガニックのコーヒーを直接お客さまに提供できるお店を自分たちでやろうということでこのお店を始めました」

オープンは2014年のこと。10 坪ほどのコンパクトなスペースを探していて、人通りも多い現在の場所に出店を決めたのだそうです。

「通勤途中に立ち寄る方や、会社の休憩時間に足を運んでくださる方が多いです。市ヶ谷にお住まいで、犬の散歩中やお子さんと一緒にという方もいます。なかには、1日に2回とか週に4日とかという頻度で通ってくださる常連さんもいらっしゃるんですよ」

お話を伺っている間にもテイクアウトでコーヒーを買い求める人や、店内でほっとひと息つきながら朝の一杯を味わう人が続々。コーヒーを淹れる間にお客さまと交わす会話の様子から、コミュニケーションを大切にしていることが伝わってきます。



オーストラリアの
オーガニックコーヒーを体感

「Bun Coffee Byron Bay」で楽しめるコーヒーは、店名と同じコーヒーブランドのもの。オーストラリア東海岸のバイロンベイにコーヒーブランドの本社があり、焙煎専門家であるデビッド・ケネディ氏が、世界中から選び抜いた豆をそれぞれの豆に合った焙煎方法により作り上げています。

今や世界的に注目を集めているオーストラリアのコーヒー文化ですが、バイロンベイにもおしゃれなカフェやレストランが建ち並び、人々はコーヒーを楽しんでいるのだそうです。

気軽に旅行するのが難しい今、「Bun Coffee Byron Bay」は、都内でオーストラリアのコーヒーが楽しめる場所でもあるのです。

gentenスタッフもオーストラリアらしいコーヒーを味わってみることに。
田中さんがすすめてくれたのは、「ロングブラック」と「フラットホワイト」という2つのコーヒーです。


定番のロングブラック

「ロングブラックというのは、オーストラリアでメジャーなコーヒーで、お湯にエスプレッソを注いだ定番のホットコーヒーなんですよ」

日本のブラックコーヒーに近い感じがしますが、コーヒー好きのgentenスタッフが飲んでみると、よりコクがしっかりと感じられて美味しい!


こちらもファンの多いフラットホワイト

「フラットホワイトは、エスプレッソに温めたフォームミルクを注いだものです。
カフェラテよりフォーム(泡)の厚さは薄く、きめが細かいのが特徴的なオセアニアスタイルのカフェラテです」

フラットホワイトは、オーストラリアなどの南半球でメジャーなコーヒー。味わってみると、ラテよりも泡立ちが薄い分ミルクが少し多いのですが、コーヒー感もしっかり感じられ、キメの細かい泡はシルキーな舌触りで心地よく楽しめるコーヒーです。



コーヒータイムをより豊かにする
手づくりのフードメニュー

「Bun Coffee Byron Bay」には、スコーンをはじめとする手づくりの焼き菓子などもあり人気です。

フラットホワイトと合わせたのは、見た目も可愛らしいキャロットケーキです。人参のつぶつぶが見えるほど素材感たっぷりの生地は、スパイスの効いた複雑な味わい。トッピングのクリームチーズとの相性もぴったりで、コーヒーと合うこと間違いなしです。


アールグレイのアイスティーとベーグルサンド。写真はハーフサイズ

ランチタイムでも人気のベーグルサンド。具材は週替わりで、この日はボイルしたチキンとマッシュポテトを合わせたものでした。意外にも中華風の味付けになっていて、食べ応えも満足。
どのメニューも手づくりならではのあたたかみがあって、コーヒーの時間をより豊かにしてくれます。

店内では、オーガニックのコーヒー豆や紅茶、チョコレートドリンクなども販売しています。自宅用にはもちろん、カラフルなパッケージはギフトにしても喜ばれそうです。

「Bun Coffee Byron Bay」は、市ヶ谷散策の合間にふらりと立ち寄りたくなるお店です。オーストラリアのコーヒーを試してみたいという方も、足を運んでみてはいかがですか。


スタッフの皆さん。気さくで明るい笑顔が魅力的です。コーヒーのことや手作りフードのことも気軽にお話してくれます。

店舗情報
Bun Coffee Byron Bay(バンコーヒー バイロンベイ)
住所:東京都千代田区五番町4-2
電話:03-3288-3008
営業日:平日8:00~18:00、土日祝10:00~18:00
定休日:なし
http://changingspacejp.com

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2021年6月25日公開