自然の色を写し取る
植物染め
ほんのり赤へとうつろう葉の色や陰影のある木の皮など、自然の中にある色は、私たちをやさしくあたたかな気持ちにさせてくれます。そんな自然の色を暮らしの中に取り入れて。秋の夜長、やさしい色に染める“植物染め”に挑戦してみませんか。今回は植物といっても難しいものではなく、身近にある自然由来のもの、お茶やコーヒー、野菜を使ってみました。
この記事で染めたバッグと麻のハンカチを差し上げます。プレゼントの応募方法は記事の最後をご覧ください。
自然由来のやさしい色を
お気に入りに
特別な材料を用意しなくても、ほんのりとアンティークな色合いに染めることができる、手づくり染め。素材によっては材料の下処理などは必要ですが、基本的な流れは煮出して浸すだけなので、難しいことはありません。家にあるものでできるので、初めての方でも気軽に挑戦できます。
■準備するもの
・染めたいもの（綿や麻など天然繊維、中でもウール、シルクが染まりやすい）
・染料となるもの（紅茶、緑茶、インスタントコーヒー、玉ねぎの皮など）
・焼きみょうばん（なければ塩か酢で代用）
・無調整豆乳
・染めたいものが入る鍋
・ボウルやお皿など
焼きみょうばんは色止めの役割で使用します。塩や酢で代用するとそれぞれ少し色が変わります。この工程で違いを楽しむのも面白いかもしれません。豆乳は、布の事前準備に使います。染める前に布にたんぱく質を染み込ませておくことで、色素が入りやすくなります。
■染め方
① 鍋に、染めたいものが出ないくらいの水と染料となるもの（今回は玉ねぎの皮）を入れ、十分に煮出す。染めたいもの（ここでは麻のハンカチを使用）を豆乳と同量の水を加えたものによく浸して絞っておく。
② 染めたいものを①の鍋に入れ、ムラにならないように時々、布を動かしながら20分ほど沸騰させないように煮る。
③ 好きな色に染まったら、取り出して水洗いする。ボウルに少量のお湯で焼きみょうばんを溶かしたものに水を加え、そこに20分ほど浸す。取り出してよく水洗いし、乾かしたらできあがり。
④ ポイント
・新品のものを染めるときは、ノリを落とすために一度お湯で洗っておきます。
・時間があるときは、豆乳に20分ほど浸した後、よく絞ってから乾燥させておくと、更に色が入りやすくなります。
・茶葉や玉ねぎの皮を煮出すときは、ティーバッグやネットなどを使用するとガラが付かずに便利です。
・染め上がり後、もっと濃い色に染めたいときは、みょうばん（塩）水に浸す前に、①で煮出す紅茶の量を増やし、②で浸す時間を長くするなどしながら、もう一度同じ工程を繰り返します。
左の２つはサスバッグを紅茶で染めたもの。後染めによる自然なシワ感も出て、キャンバスの魅力が一層増しています。バッグが入る大きな鍋があれば同様の手順で染めることができます。
「紅茶染めサスバッグ」と「麻のハンカチ＆メッセージカード」を合計6名の方にプレゼントいたします。
・紅茶染めサスバッグ×1個…2名様
・麻のハンカチ＆メッセージカード×1種類…4名様
※ハンカチは左から順にコーヒー、玉ねぎ、緑茶、玉ねぎで染めたものです。
※サスバッグ、ハンカチのお色はお選びいただけません。予めご了承ください。
【応募・プレゼント方法】
１．
gentenのインスタグラム公式アカウントをフォローします。公式アカウントはこちら。
２．
『手づくり染色』の投稿写真に「いいね」・コメントを投稿してください。コメント欄にサスバッグとハンカチのどちらが欲しいかを明記の上、これから記事にしてほしい手づくりのこと、記事の感想などを教えてください。
３．
抽選の上、当選者の方にはインスタグラムgenten公式アカウント「genten_official」よりダイレクトメッセージでご連絡し、プレゼントの発送に必要な情報についてお尋ねいたします。
４．
ご連絡いただいたお宛名・宛先にプレゼントを発送いたします。
■応募期間：10/16（金）～11/6（金）
■当選連絡（予定）：11/9（月）～11/13（金）
■賞品発送（予定）：11/16（月）～11/20（金）
※必ずご自身のアカウントを“公開”にした状態でご参加ください。
※都合により当選連絡、発送が遅れる場合がございます。あらかじめ、ご了承ください。
※天然由来の素材を使用して染色しています。経年や洗濯により変色しますが、色の経年変化をお楽しみいただけますよう、ご理解いただけますようお願い申し上げます。一点ずつ手で染めているものですので、色ムラがありますが、手づくりの風合いです。洗濯の際は手洗い、日陰干しをおすすめします。
※プレゼント品となりますので、誠に恐れ入りますが返品対応などはいたしかねます。
ご応募、記事への感想やコメントをお待ちしております。
2020年10月16日公開