大切な方への想いを込めた革小物の贈り物
パートナーへはもちろん、家族や友人、あるいは仕事仲間へ、日頃の感謝の気持ちを込めた贈り物。今年のバレンタインは、美味しいチョコレートと一緒に、毎日使えるこだわりの革小物をプレゼントしてみませんか。gentenがおすすめする革小物シリーズ「アテナ」と「マルチ」をご紹介します。
年齢を問わず使える
ベーシックなデザインの「アテナ」
まずは、「アテナ」のご紹介から。メンズラインであるdan gentenのバッグや小物は、男性のデザイナーが担当することが多いのですが、今回「アテナ」を担当したのは女性デザイナーです。
「スマートな見た目でありながらも、使い勝手の良い機能的な財布や小物を使ってほしい」という、日々の暮らしの中で感じている想いを込めました。
素材は、職人が「ハンドタンポナート」でアンティーク調に仕上げた牛革です。「タンポナート」というのは、染料をふくんだ綿で、革の表面をポンポンと叩くように色をつけていく技法です。職人の技が必要であるとともに、手仕事の味わいがある革といえます。
「アテナ」は部分的な色の濃淡をはじめ、それぞれの表情に個性が出るので、自分だけの一品との巡り合わせをお楽しみいただけます。
ラインナップは全5型で、カラーはチョコレートを連想するノウチャと、奥行きのあるダークグレーの2色をご用意しました。無駄がなく飽きの来ないデザインが魅力で、贈られる方の年齢を選ばず、愛着を持ってお使いいただけるものばかりです。
長財布は、スマートに見えながらも意外とたくさん入るのが特徴。マチ部分が折りたたまれているつくりで、中身の量に合わせて厚みが変わります。
二つ折り財布は、札入れ、小銭入れ、カード入れのすべてを財布の内側に集約しているオーソドックスなつくり。使い勝手の良さから、この形を好む方も多いと思います。
ミニ財布は、かぶせを開けると中身が一目瞭然のボックス型小銭入れになっています。背胴側にはカード入れがあり、お札は本体中央の差し込み型ポケットに入れる構造。一万円札も二つ折りにしてぴったり入れられる、コンパクトなサイズに仕上げています。
キーリング（写真左）とシューホーン（靴ベラ、写真右）もご用意しました。キーリングは、マグネット付きの二つ折りというつくりで、技ありの機能性を秘めています。
キーリングはポケットに挟むことができ、鍵が滑り落ちてしまう心配がありません。そして、マグネット部分を鉄製のドアなどにくっつけられます。玄関ドアや冷蔵庫など目につきやすい場所に、鍵の指定席をつくることができます。
シューホーンは、携帯するのに便利な大きさです。芯となる真鍮を丁寧に革で巻いた仕上げで、すっきりとした見た目ながら堅牢さがあります。普段、革靴で仕事をされている方へのプレゼントに喜ばれそうです。
■アテナのお手入れについて■
オイルをたっぷり含んだ革なので、ふだんのお手入れは乾いた布で拭くだけで大丈夫です。わずかな爪キズなどが付いた時には、乾いた布で優しくこするだけで目立たなくなります。お手入れのためのgentenのクリームはどれも使用可。使ううち地艶があがってきて、美しい経年変化が楽しめます。
色違いで愛用するのも楽しい
カラーバリエーション豊富な「マルチ」
「持っていて、うきうきするようなものを」。担当デザイナーがそんな気持ちでつくった「マルチ」は、軽やかで遊び心を感じるルックスのミニ財布です。
レディースラインのシリーズですが、カラーバリエーションが豊富で、男性へのプレゼントにも。色違いをペアで持つのも素敵なアイテムです。
上の写真左上から時計回りに、ヘアカーフ、アイボリー、トマトレッド、カーキ、イエローの計5色をご用意しました。ヘアカーフは80本のみの限定生産です。
素材は、gentenではお馴染みとなっている、植物タンニン鞣しのミネルバボックスです。
小さなダイヤ型のパンチングが前面から背面へと続いていて、軽快な印象を与えます。
ストラップは職人の手仕事で、丹念に編み込まれています。指に引っかけて持ち運んだり、本体から取り外してお手持ちのポーチやバッグに付けることもできます。
3辺をぐるりと囲むラウンドファスナーを開くと、3室に分かれています。左右にはそれぞれお札とカード、中央には小銭を入れる想定でつくっていますが、もちろん使い方は自由です。カード類だけを持ち歩く方にも愛用していただけそうです。
側面のじゃばら部分など、内装に使用している革の表面には、写真ではわからないほど小さな黒い斑点が見えることがあります。これは、空気中の鉄にタンニンが反応して現れるものです。gentenの革は、革そのものの風合いを生かすことのできる植物性のタンニンで鞣しています。この製法ならではの特性としてご理解いただければと思います。
素材がミネルバボックスということで、美しい経年変化が楽しめる財布でもあります。5色のカラーバリエーションのうち、カーキは特にユニークな色の変化をしますのでご紹介しておきます。
写真左は、同じカーキのミネルバボックスでできたビジネスクラッチバッグで、経年変化が進んだものです。このように、カーキは次第に赤味が増して茶へと近づいていきます。こういった色の変化も個性としてお楽しみください。
■マルチのお手入れについて■
ミネルバボックスは、植物性のタンニンだけで鞣した牛革で、内部にたっぷりとオイルを含んでいます。そのため、ふだんのお手入れは乾いた布で拭くだけととてもシンプルです。使ううち、乾燥が気になってクリームで保湿するときは、パンチング部分にクリームが入らないようご注意ください。ごく少量を十分に乾いた布に馴染ませてからお手入れすることで、余分なクリームが穴部分に入ることなく、疲れた革が再生して透明感のある艶も生まれます。
2020年2月7日公開