モダナイズされたデザインと革ならではの充足感

gentenを代表する定番ラインとして、ブランド創設時から長く愛され続けている「トスカ」。そのメンズラインである「トスカメン」から、シーンを選ばずお使いいただける新作が登場です。デザインがモダナイズされ、さらに革のおおらかさを味わえるバッグになりました。

手仕事の妙が生きる
トートバッグ

まずご紹介するのはトートバッグです。本体はもちろん、持ち手もすべて革でつくりました。一見するとオーソドックスなデザインですが、細かなところにgentenらしい手仕事の妙が感じられます。

口前は、端を折り返すことなく、カッティングがもたらす潔さと、丁寧な始末の革断面(コバ)をそのまま生かしたデザイン。ラフさがありながらすっきりとした印象です。

素材はこれまでの「トスカメン」同様、植物由来のタンニン成分で鞣したミネルバボックスを使用しています。
革の表面に見られる独特なシボは、部位によって入り方が変わり、同じアイテムでも表情が微妙に異なるのも魅力のひとつです。ぜひ、お気に入りの一つを見つけてください。


今回のリニューアルで内装のつくりも新しくしました。これまでは内装に生地を付けていましたが、新作は生地を付けず革の質感をダイレクトに感じられる仕様に刷新しています。これまで以上に、革を手にすることの充足感を得られるバッグになったと思います。

持ち手の付け根部分や底面につながるサイドの始末は、gentenが大切にしているハンドステッチで仕上げました。麻糸を二本針で縫い上げるステッチラインは堅牢さを生み出し、手仕事ならではの存在感を放ちます。



使い方いろいろの
クラッチバッグ

もう一つの新作は、無駄をそぎ落としたクラッチバッグです。
シンプルながらその使い方は3とおり。その日の気分やスタイルに合わせて楽しむことができます。

二つ折りにして小脇に抱えれば、嫌味がなくスマートな印象のクラッチバッグ。直接本体を持つことで、上質な革の風合いを手のひらで感じます。


背胴側には、ファスナーを一つ付けました。開けるとメインコンパートメントにつながっていて、二つ折りの状態のまま中の物を出し入れすることができます。

くり手で下げ持ちすれば、印象ががらりと変わり縦型のバッグになります。通勤やタウン使いのほか、ちょっとした書類を持ち歩くのにもぴったりです。

そして3つめの使い方は両手のあくバッグとして。背胴側にナスカンを付けてあり、gentenの別シリーズ「スマートユニット」のショルダーベルトを付けることができます。


単体でご用意している「スマートユニット」のショルダーベルト。素材は、「トスカメン」と同じミネルバボックスとミネルバリスシオを合わせて使用しています。

身軽に行動したい方、自転車での移動が多いというライフスタイルの方にもおすすめです。

ビジネスシーンにおける服装の自由度が広がり、オン・オフの服装の垣根がなくなってきている今、「これさえあれば」という頼れるバッグが一つあると心強いもの。
本革製ならではの品の良さがある「トスカメン」の新作は、そんな時代に寄り添う、まさに頼れる相棒のようなバッグです。

■トスカメンのお手入れについて■

革の内部にたっぷりとオイルを含んだミネルバボックスは、使っていくうちに表面にオイルが現れ、透明感のある経年変化(エイジング)が楽しめます。ふだんのお手入れは、やわらかい布で乾拭きするだけとシンプルです。使用する布は、繊維の凹凸が少なく目の細かい綿100%がおすすめ。着古したTシャツでも構いません。乾燥してきたと感じたらクリームで保湿をしてください。

2019年9月13日公開

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