【2019秋】人気のゴートの新シリーズ「ソーロ」
gentenの定番シリーズのひとつ「ゴートヌメ」。根強い人気の理由は、ゴート（山羊革）ならではの軽さと丈夫さです。そのゴートを、ゴートヌメとは異なる加工で仕上げた、dan genden「クラシコ」と同じ素材で作った新シリーズが「ソーロ」です。ゴートの使い勝手の良さはそのままに、やわらかなシルエットも相まって、エレガントな表情を醸し出す「ソーロ」をご紹介します。
本革製でありながら
気負いなく持てるゴート（山羊革）
「初めてgentenで買ったバッグはゴートヌメでした」。そんな方も多いゴート（山羊革）のバッグ。一般的にはあまり馴染みのある革ではありませんが、gentenでは今から10年以上前に「ゴートヌメ」シリーズを起ち上げました。
初めて本革製のバッグを持つ方にも選ばれる理由は、なんといっても軽くて丈夫なこと。そして雨染みにも強いため、本革製でありながら気負いなく持てる点にあります。
「ソーロ」は、素上げの山羊革にグレージング加工を施すことで奥行きのある表情を引き出したもの。グレージング加工とは、素上げの革の表面にメノウ石をあてて磨き上げ、摩擦によって色の濃淡や艶を出す技法です。ちなみに、同じ素材でも、dan gentenの「クラシコ」とは色感のニュアンスを変えているので、その辺りを見比べていただくのも楽しいかも。
写真でも色の濃淡と品のある艶感がおわかりいただけるかと思います。ぜひ店頭でお気に入りの一点を見つけてください。
gentenでは、確かな技術を持った職人によって革一枚一枚にグレージング加工を施しています。手仕事のため担当できる職人は限られますし、決して効率の良い技法ではありません。ただ、手仕事だからこそ、素材そのものの持つ表情が際立ち、奥行きのある仕上がりになります。
秋のコーディネートにも映える
3型・3色をご用意
「ソーロ」は、トートバッグの大・小とショルダーバッグの計3型をご用意しています。カラーは、グレーとキャメル、ネイビーの3色です。どのカラーも品がありながらもデイリーで使いやすく、コーディネートしやすい色味に仕上げました。
トートバッグの大・小は、ともにワンハンドルのデザインです。
まず見ていただきたいのは、フロントのハギのない一枚革です。ゴート（山羊革）という素材は、それほど大きなサイズがとれる革ではありません。そのため、このハギなしの一枚革は贅沢なものであり、革の抑揚や素材感が存分に味わえるのは、このトートバッグの大きな魅力です。
店頭に並んでいるときは、中に詰め物が入っていることが多いため、写真右のネイビーのような状態かと思います。少しカチッとした印象を受けるのではないでしょうか。
詰め物ではなく、実際に財布やポーチといった荷物を入れると、バッグの口元に自然なたわみができて、横にコードを通した部分がくびれて写真左（グレー）のような美しいシルエットになります。ハンドルも付け根側が幅広になっているので、全体のシルエットにしっくりと馴染みます。
左右に結び目をつくったコードは、一本一本チューブ状に縫製してからセンターにステッチをいれたもの。コードを通すホール部分は、革を円形に積層したものをさらに革でくるんだgentenらしいつくりです。
トートバッグ大は、肩掛けするのに適したハンドルの長さにしました。たっぷり入るサイズですが、ゴート（山羊革）が軽量な革なので、軽快にお持ちいただけるかと思います。
トートバッグ小は、手提げのように持ってもしっくりくるサイズ感。エレガントな雰囲気もあり、ワンピースやスカートスタイルにもぴったりです。
トートバッグは大・小ともに、口元はマグネット仕様。内装のポケットが充実していて、外装の背胴側にも深さのあるポケットを配しています。
ショルダーバッグは、サブバッグとしても使いやすい極めてシンプルなデザイン。年齢や季節を問わずに使えて、旅先での散策でも活躍します。
ショルダーバッグの内装にもポケットが充実。鍵はファスナーポケットへ、ティッシュはオープンポケットへ、といった具合に仕分けしながら荷物を収納できます。
トートバッグにも使用しているコードをくるくると巻いた引手がさりげないアクセント。その使い勝手の良さにも納得いただけると思います。
■ソーロのお手入れについて■
ゴート（山羊革）は比較的摩擦に強く、多少の汚れは乾いたタオルなどでサッと拭くだけでキズやシミが付きにくいのが特徴です。その扱いやすさもゴート（山羊革）が人気を博している理由ではないでしょうか。gentenのデリケートクリームやコンディショニングクリームは使用可能。お手入れの時間がなかなかとれないという忙しい方にこそおすすめのシリーズです。
2019年9月6日公開