蔵前めぐり「Daily’s Muffin」
都営浅草線の蔵前駅出口からすぐのところにある「Daily’s Muffin」さん。毎朝、マフィンが焼き上がるいい香りを漂わせています。おやつにはもちろん、朝食やランチにもぴったりの、おかずマフィンまで、幅広いバリエーションが勢ぞろい！ 外側はカリっと、中はしっとりのアメリカンスタイルのマフィンを提案する、代表の古家和行さんにお話を伺いました。
マフィンのバリエーションは960以上！
週替わりで新しい味に出会える楽しさ
「Daily’s Muffin」さんの店内に1歩足を踏み入れると、季節の果物や野菜をたっぷり使った色とりどりのマフィンが並べられたショーケースに釘付けになります。「チョコブロック」や「プレーンシュガー」などの定番マフィン以外のメニューは週替わりで、デザートマフィンを12種類、おかずマフィン4種類を常時お店に出しています。メニューの種類をトータルで計算するとなんと960種類以上もあるとか！
「毎日食べていただきたいので、おいしいことはもちろん、お客様が飽きないように旬の素材を使うことを大切にしています。春先だったらいちごやりんご、そら豆、珍しいものだと期間限定のびわもマフィンに合うんです。夏はメロンや桃、秋は柿や梨、冬はチョコレートや紅茶を使っています。スタッフからアイデアを募ったり、試作会や試食会もよく行っています」と、代表の古家さん。
春らしい「ストロベリー＆ハニーメイプルマフィン」。お店で出しているコーヒーは、お隣のコーヒーショップ「縁の木」のものだそう。
レシピを考案しているのは、古家さんの奥様でフランス菓子のパティシエをしていた古家あゆみさん。2014年にはご夫婦で著書『外はカリっと、中はしっとり！ まいにち食べたい デイリーズマフィン』（マイナビ）を出版しました。本には50品ものレシピが紹介されていますが、本に掲載していないメニューのほうが多いのだそうです。
「たとえばイタリアンレストランでおいしいマルゲリータピザを食べたときも、この味をどうやったらマフィンに落とし込めるか……と考えてしまうんです」と笑顔を浮かべるあゆみさん。
「Daily’s Muffin」のマフィンの味には。食べることが大好きだという古家さんご夫婦のおいしい記憶が反映されているのですね。
なお、マフィンは午後には売り切れることも多いそうなので、お早めに！
旬の果物や野菜をたっぷり使ってお店で焼いたマフィンの数々。今まで抱いていたマフィンのイメージががらりと変わりました。
イートインスペース。店内のインテリアは古家さん自身が手掛けたそう。
手土産やギフトとしても人気の
焼き菓子もマフィンと一緒にどうぞ
あゆみさんがパティシエということもあり、店内には「きまぐれ焼き菓子」として、クッキーやシフォンケーキなどの焼き菓子が並んでいます。素朴な味わいと見た目のかわいらしさが隠れた人気で、マフィンとともにギフトとして買っていくお客様も多いのだそう。
小さなお子さんたちに人気だという動物の型抜きクッキー。
季節のイベントごとや素材を取り入れた焼き菓子もバリエーション豊富。
しっとり、ふわふわの食感がたまらないシフォンケーキも。
味わいのあるタッチのマフィン形メッセージカード。ギフトのマフィンや焼き菓子に添えれば、ますます喜ばれそう。
蔵前は人と人のつながりを感じる街。
同世代の経営者に刺激を受けて
「Daily’s Muffin」さんはもともと2011年に仙台でオープンしました。蔵前店を始めるきっかけは「暮らしのゲンテン」でも以前にご紹介した「KONCENT」のオーナー・名児耶さんの存在が大きかったそうです。
「名児耶さんから声をかけていただき、KONCENTさんの店頭で土日だけ、マフィンの期間限定販売をやらせていただきました。当初は1カ月限定だったところ、ご好評をいただいて１年ほど続いたんです。それからモノマチに出店して、たくさんの魅力的な方々に出会えたことで、仙台にいるときから不思議と蔵前にはホーム感を抱いていました。年齢の近い経営者やクリエイターの方も多く、業種を超えて人と人とのつながりもあるところも、すごいと思っています」。
現在はここ蔵前と月島、仙台にお店を構えている「Daily’s Muffin」さん。「今後、何か新しいお店ができるとしたら、今度はケーキなどの焼き菓子やパンなど、マフィン以外のお店を作ってみたいと思います」と古家さん。マフィン作りのワークショップの開催も考えているそうなので、gentenスタッフも注目したいと思います。
蔵前めぐりのその他の記事はこちら
salvia（サルビア）
SyuRo（シュロ）
MAITO／真糸（マイト）
結わえる 本店
KONCENT 蔵前本店
カキモリ 第1回
カキモリ 第2回
SOL'S COFFEE ROASTERY（ソルズコーヒー ロースタリー）
NEWOLD STOCK（ニューオールドストック）
Splendor Coffee（スプレンダーコーヒー）
ダンデライオン・チョコレート ファクトリー＆カフェ蔵前
菓匠 榮久堂
店舗情報
Daily’s Muffin
住所：東京都台東区蔵前2-3-1-101
電話：03-3865-4451
営業時間：8:00〜（月曜〜金曜）、11:00〜（土曜）
定休日：日曜・祝日
https://dailysmuffin.jp/