「芸術的」という名を持つdan gentenの新シリーズ

ブランド創設20周年を迎える今年、原点に立ち返り、gentenらしい素材・色・機能にこだわって、改めて“ゴート”という革を見つめ直して仕上げた「クラシコ」。「ゴートヌメ」から、イタリア語で「classico=芸術的な」という意味を持つ「クラシコ」へ。新たなレザーバッグシリーズの登場です。


オリジナルの素材を
タンナーと共同開発

「クラシコ」で使用している革は、gentenを代表する素材の一つゴート(山羊革)です。ゴートは、一般的にはなじみが薄い革ではありますが、gentenでは10年以上前に「ゴートヌメ」シリーズを立ち上げました。以来、今では男女問わず多くの方にご愛用いただいています。

ゴートの特徴はなんといっても軽くて薄いことです。そして、繊維質が緻密で詰まっていて弾力性が抜群。そのため、バッグを肩掛けしたり背負ったりすると、革が自然に体のラインに添うしなやかさを感じます。

そんなゴートという革の魅力はそのままに、ゴートヌメを開発してもらったタンナーと新たに「クラシコ」のためだけの素材を共同開発しました。何度も試作を重ねて仕上げた革は、銀先(表面)が強いうえ、細かなシボは牛革にはない繊細な表情があります。

カラーは、ミッドナイトグレーとダークキャメルの2色。ミッドナイトグレーは、何色も加えて奥ゆきのある深い色を表現。ダークキャメルは、レッド系にグリーン系が交じり合う色彩です。革の箇所によって染め色をあえて変えているので、一点一点色合いは異なります。平面的ではなく、刻まれた歴史を語るヴィンテージのように革一枚にさまざまな景色が見えてくるはず。摩擦の有無などにより、使っていくうちに1つのバッグが自然色の様に、より多色な色合いに変化していくのも、職人の手仕事によるタンニン鞣しならではの味わいです。




ビジネススタイルを格上げする
ブリーフケースとボストンバッグ

「クラシコ」は全6型で、ブリーフケースと2WAYボストンバッグ、リュック、ショルダー、2サイズのトートをそろえました。


まず、毎日の通勤で活躍するブリーフケースからご紹介していきます。
ゴートの風合いが際立つ、余分なディテールをそぎ落とした品のあるデザイン。ノートPCやタブレットを持ち歩くことを考えて、メインコンパートメントの背面側には、厚めの芯材を設けました。市販されている衝撃を緩和するパッドなどと合わせてご活用ください。

バッグの背面にはマグネット付きのポケットがあり、ビジネスで扱うことの多いA4サイズの書類をすっきりと収納できます。


手にしたバッグに書類などを出し入れするときは持ち手を腕に通すもの。そのためスーツやジャケットを着ていても腕を通しやすい設計にしてあります。


底面は、床置きするシーンが多いことも想定して底鋲を付けた安心感のあるつくりです。


こちらは、1泊2日の出張にも心強いボストンバッグです。基本的なデザインはブリーフケースと同様ですが、下げ持ちと肩掛けができる2WAY仕様にしました。着替え用の折りたたみシャツがきれいに収まるマチ幅に設計しています。出張に必要な収納性が兼ね備えられたサイズ感が魅力のバッグです。


書類や新聞などを入れるのに使い勝手がよい背面ポケットの中には、パスケースを入れるポケットを重ねました。

「仕事用とプライベートの荷物を分けたい」。出張で使うバッグにそんなご要望をお持ちの方は多いのではないでしょうか。そんな声に応えた仕切りやポケット使いながらも、無駄は省いたミニマムな仕上がりです。


ブリーフケースとボストンバッグに限らず、「クラシコ」のつくりで共通しているのが“肉盛り”という手法です。革の内側に芯材を入れて厚みを出すことで抑揚が出て表情が豊かに。また、バッグにかかる負荷を軽減しながら形状を美しく保ちます。



幅広いシーンで活躍する
大人のリュック

最近はビジネスシーンでもスタンダードになってきたリュックもラインナップしました。背中から下ろして手持ちしたときでも、バッグの形状が崩れないようにデザインしています。

また、このようなつくりのリュックは、背中にあたる面とリュックの顔ともいえる前面は同じ面積であることが多いのですが、前面を小さくすることで視覚的にすっきりコンパクトに。また、側面が見えることでシンプルながら表情豊かに仕上げている隠れた魅力が、ほかとはひと味違う個性になっています。


前面には、縦に走るファスナーを付けて奥行きのあるポケットを設けました。電車やバスの中でリュックを前で持つ時など、文庫本や手帳などの出し入れがスマートに行えます。また、背面にも大きなポケットを付けましたので、使い勝手にもご満足いただけると思います。
※リュックはオンラインショップでは4月上旬発売予定です。



男女共用もできる
トートバッグとポシェット

次にご紹介するのは、大・小2つのサイズをご用意したトートバッグです。大はA3ほど、小はB4ほどのサイズ感です。


写真左がトートバッグ大、写真右がトートバッグ小

シンプルなデザインは、持つ方の性別やファッションを選びません。中に入れる物が少なかったり厚みがなかったりするときはタイトな印象ですが、両サイドに切り替えを設けたことで、物を入れるとマチのあるトートバッグのような印象に変化します。容量に応じてもさまざまな表情を見せてくれるのも、ゴート革ならではの魅力だと考えます。

口元は、出し入れしやすいスナップ仕様。また、内部には、オープンポケットとファスナーポケットを付けて、財布やパスケース、小物などを小分けできるようにしました。

「クラシコ」は、メンズラインであるdan gentenの新作ではありますが、こちらのトートバッグは、女性の装いにもすんなりなじむバッグです。



最後にご紹介するポシェットも男女ともに愛用いただけるデザインに仕上げました。サブバッグとしてはもちろん、必要最低限の物だけを携帯したいアクティブシーンでも活躍します。

マチ幅をしっかりとった丸みを感じるフォルムながら、自然に身体になじむのは、しなやかで弾力性に富んだゴートならでは。


ショルダーベルトはホールを設けず、長さをフレキシブルに調整できる仕様です。短くして胸元で持つスタイルも叶いますし、女性が後ろで斜め掛けしても軽快な印象です。


「クラシコ」はご紹介した全6型ですが、そのすべてに同じキーリングを付けました。金属でバッグを傷めないようカバー付きです。どうぞご活用ください。

すでにゴートヌメをご愛用の方にも、ゴートという素材を初めて知るという方にも、ぜひ一度ご覧いただきたい「クラシコ」。まずは、触れて持って、ゴートの魅力をご体感いただければ嬉しいです。

■クラシコのお手入れについて■

ゴート(山羊革)は比較的摩擦に強く、多少の汚れは乾いたタオルなどでサッと拭くだけでキズやシミが付きにくいのが特徴です。その扱いやすさもゴートが人気を博している理由ではないでしょうか。gentenのデリケートクリームやコンディショニングクリームは使用可能。お手入れの時間がなかなかとれないという忙しい方にこそおすすめのシリーズです。



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