革は革らしく。そんな想いを込めた新作が登場

革好きの方にこそご覧いただきたいdan gentenの新作が2シリーズできあがりました。インテリアや毎日の装いを格上げする「スティーレヴィータ」と「ヴェント」をご紹介します。


【2019年春】暮らしにアクセントを与える
デスクトップグッズ「スティーレヴィータ」

昨年秋の発売以来、ご好評をいただいているユニセックスな小物シリーズ「スティーレ」。このシリーズをライフスタイルアイテムに進化させてデスクトップグッズとして企画したのが「スティーレヴィータ」です。

カラーは、ブラウンとダークブラウンの2色展開。ラインナップは、いろいろなものを収納できる4つの小物入れとマウスパッド。そして、写真にはありませんがペンケースもご用意しているところです。ペンケースは、仕切りのある一枚革にペンを入れてくるくると巻いて収納するタイプです。


マウスパッドは、プラスチック製にはない趣きのある佇まい。四隅に太番手の糸でさりげなくアクセントを入れました。無機質になりがちなデスクまわりにあたたかみを与えます。


小物入れは、どれも収納する物を限定していない自由度の高いつくりです。ペンやクリップ、付箋、メモ帳など、デスクまわりのもの。


ケーブル類や充電器といったモバイルアクセサリーを入れても。もちろん文房具に限らず、キャンディやチョコレートといったおやつを入れるのにも使い勝手がよいと思います。


使用している牛革は、「スティーレ」と同じくイタリア・トスカーナ州に拠点を構えるNUOVA GRENOBLE(ヌオーバ・グルノーブル)社製のベリーです。ベリーはおなかの部分なので通常はやわらかいのですが、時間と手間を惜しまずじっくりタンニン槽に漬け込むことで、ハリとコシを生み出しました。
オイル分が少ない仕上げをしているので、手にするとサラッとしたタッチ感。革の持つ質感や表面のあたたかみがダイレクトに伝わってきます。


コロンとしたフォルムの3タイプには、大きめのホールを開けました。近年は、お部屋に有孔ボード(パンチングボード)を取り入れるインテリアが人気ですが、写真のように使うこともできます。ホールが大きめなので、いろいろな形状のフックに対応できるのも特徴です。


一枚革ならではの潔さとどこか愛嬌のあるフォルムが魅力の「スティーレヴィータ」。ご自宅用にはもちろん、これから新生活を始める方、お世話になっている会社の先輩になど、ギフトとしてもおすすめです。

■スティーレヴィータのお手入れについて■

革の表面はキズやシミが付きにくい仕上がりにしてあります。ただし、過度な摩擦は跡が残ってしまいますのでご注意ください。ふだんのお手入れは乾いた布で拭く程度でエイジングをお楽しみください。




【2019年春】風が抜ける軽快さと
タフさを併せ持つ「ヴェント」

続いてご紹介するのは、イタリアのMontana(モンタナ)社製の牛革を使用したトートバッグ「ヴェント」。イタリア語で「Vento=風」の意味を持ちます。一枚仕立ての革に施した楕円状のパンチングが印象的で、下げ持ちと肩掛けの両方ができる2WAY仕様です。

使用しているのはバケッタ製法で仕上げた2.4mmという厚口の牛革。革本来の重厚さを漂わせながらも、パンチングを施すことで持ち重りせずタフに使えるバッグになりました。



カラーは、ブラウンとドーンブラックの2色展開です。まず、正面から見てみてください。
パンチングは全体ではなく、持つことで負荷のかかる部分を避けて強度をキープ。見た目だけでなく、機能面でも計算し尽くした「ヴェント」のためだけのパンチングレザーです。

一見するとシンプルな形状に感じますが、細部にgentenらしいこだわりが詰まっています。
まず、バッグの内部には幅をフレキシブルに変えられるアジャスターベルトを付けました。


コンパクトにすると、上の写真のように表情が変わります。


内部のポケットは、オープンタイプとファスナータイプを重ねたつくり。ファスナーポケットはたっぷりと幅があり長財布も収納できます。


2WAY仕様ということで4本のハンドルが付いていますが、内側に付けることで表面はフラットに。また、両サイドの仕上げは、上の写真のように切り目突き合わせという技法にこだわりました。見た目に美しく、肩掛けしても引っかかりがないためストレスを感じにくいつくりです。


底面にもご注目ください。一般的には長方形であることが多い底面ですが、意外と底の角はデッドスペースになりがち。「ヴェント」は角を落とした8の字を描くカタチにすることで無駄を省き、角が当たりづらく汚れやキズも付きにくい仕様です。


休日のタウン持ちやビジネスシーンはもちろん、旅の相棒としても心強い「ヴェント」。きっと使っていくうちに小さな発見があり、gentenならではのこだわりを体感いただけるバッグだと思います。

■ヴェントのお手入れについて■

バケッタ製法で仕上げた牛革を贅沢に一枚仕立てで使用しています。ふだんのお手入れは、乾いた布でさっと拭く程度で革の風合いとエイジングをお楽しみください。
使っていくうち乾燥が気になるようでしたら、デリケートクリームやコンディショニングクリームをお使いいただけます。

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