ブランド創設初期の一品も! わたしのgenten<愛用品>

各店舗のスタッフを訪ね、愛用品をご紹介する新企画「わたしのgenten<愛用品>」。第2回は、銀座店で店長を務める中村の品々です。gentenはブランド創設から今年で20周年を迎えますが、中村の入社は19年前。長年にわたりgentenと歩んできた中村ならではのアイテムが続々登場します。


小旅行に欠かせない
「アビラ」の初期モデル

「気に入ったシリーズは、つい揃えたくなっちゃうんです」と笑顔を見せる中村がまず見せてくれたのが「アビラ」シリーズのボストンとリュックです。
「この2つは現行のアビラの初期モデルで、13~14年は使っていると思います。ボストンは1泊2日の旅行に欠かせないバッグです」。


見れば、地艶があがって美しくつやつや。とてもいい味わいが出ています。
「けっこうハードに使っていますが、このボストンはタフで、一度の修理も必要なく使っています」。

そして、旅先での散策などで頼りになるのがリュックです。
「大きすぎないですし、リュックというよりもバッグのように使っています。革製ならではの贅沢感があるところもいいですし、通勤でも愛用しているんですよ」。


本革製のリュックは、旅先や通勤中に雨が気になるものですが、お手入れはどうしていますか?
「革製品専用の防水スプレーを使っています。旅先で雨に降られてしまうこともありますが、乾いた布でさっと拭くと1時間後くらいには水染みは気にならなくなっています」。



旅を身軽に快適に。
長年愛用の財布とポーチ

次に登場したのは、驚くほどコンパクトな三つ折りの財布です。
「鹿革を使ったディアソフトというシリーズのものです。この財布は販売が終了していて、今ここまでコンパクトなものはgentenではめずらしいと思います」。


コインを入れるスペースもあり、お札を入れてみるとぴったり収まるサイズ。
「旅先ではカード類は別にまとめて、必要最低限のお金だけ入れて持ち歩きます。本当にコンパクトなので、ポケットに入れてもじゃまになりません」。


女性にとって旅行に欠かせないポーチももちろんgentenのもの。


「これは、ミモザというシリーズのもので、もう12~13年くらい使っています。販売当初は、バッグ・イン・バッグの先駆けのような存在だったかもしれません。開けるとメイクブラシを入れる仕切りなどもあって使い勝手がいいんですよ。スキンケア用品や化粧品をまとめています」。




遊び心を感じる
レアアイテムも登場

旅先だけでなく、毎日の通勤でも愛用しているのが「マルチカットワーク」のパスケースです。経年変化が楽しめるミネルバリスシオでつくってあるということで、新品と比べてみるとこのとおり。


「これは使い始めて3年ほどなんですが、毎日手にするものだからか、エイジングが早いですね」。新品(上写真左側)の鮮やかな赤とはまた異なる魅力が増しています。


同じくミネルバリスシオを使用した「アマーノ」では、「ゴルバ」と名付けられたドキュメントケースも愛用。封筒のようなデザインが目を引きます。

そして、「こんなものもありますよ」と最後に登場したレアアイテムは、とても小さなリュックです。

「ブランド創設当初に展開していたエヴァというシリーズのものです。同じ型のリュックがありまして、遊び心からでしょうか、この小さなリュックも販売しました。内側のポケットまで同じデザインなんですよ。ふだんは、キャンディを入れたり小物入れに使っています」。

たくさんのアイテムを所有している中村にバッグのケアについて聞いてみました。

「乾燥が気になりますからクリームはまめに塗っています。あと意外かもしれませんが、注意したいのは埃です。埃が付いたまま保管すると色が白ヌケする要因になりますから、ぜひ埃を避けるようにしてください」。
年月を重ねても美しさを保ったまま愛用できる秘密は、お手入れにあるのかもしれません。


これからも「わたしのgenten<愛用品>」は続きます。次回もどうぞお楽しみに!

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