職人の“巧みな仕上げ”が織りなす「アルテ」

「革の持つ独特な風合いをそのままバッグに」。そんな想いから生まれた「アルテ」は、細部にまで革の魅力が詰まったバッグ。上質な革だからこそ辿り着いた新作です。


革は革らしく、
革ならではの手仕事で素材を生かす

「アルテ」はどんなバッグなのか。それをお伝えするには、まず革の話から始めたいと思います。

本体に使っているのは、生後6カ月以内の仔牛の革であるカーフ。イタリアで1960年代に創業した老舗タンナー、マジーニ社のものです。gentenでマジーニ社の革を使うのは初めてになります。そして持ち手などの付属品は、gentenではお馴染みとなっているバダラッシ・カルロ社のミネルバボックス。老舗タンナーの競演ともいえる、なんとも贅沢なバッグなのです。

本体のカーフは、タンニン鞣しのバネのある風合いが感じられて、触れるとしっとりとした質感。立体感のある美しい肌目は、ほれぼれするほどです。

上質な革は、カットした端に美しいエッジが立つものです。その性質を生かすため、バッグの端は総切り目仕立てにしました。直線的なシルエットが革の風合いと相まって、シャープさと甘さが同居するデザインになったと自負しています。




物を入れて完成する
革ならではの美しいシルエット

「アルテ」は、中に物を入れるとより魅力的な表情になります。それは、物の重さによって自然にたわみ、革ならではのシルエットを描くためです。

裁断される前の一枚革を手にしてギュッと握ると自然なドレープができて、独特な感触が手のひらから伝わってきます。そんな革ならではの風合いをそのまま形にしたいという想いでデザインしました。

店頭でご覧になるときは、ぜひ、中の詰め物を取り出した状態で持ってみてください。シルエットに優雅さが加わり、「アルテ」の“実力”を実感いただけるかと思います。




2WAYタイプを2型ご用意。
数量限定でツートーンカラー仕上げも

型は2つあり、どちらもハンドバッグとしてもショルダーバッグとしても使える2WAYタイプです。防犯性に優れた天ファスナーにして、背面には外ポケットを付けました。


目を引く持ち手には、職人が手作業で革かがりを施してあります。これは、デザイン性のためだけではありません。革の切り目の端を覆うことで、手にやさしく握りやすくなっています。


チャームは、革を惜しげなく使ったこれまでにないつくり。個性的なタッセル仕上げで、使い続けていくとフリンジ部分が開いてきて、また違った味わいになると思います。

ショルダーと本体をつなぐパーツも金属ではなく、革でていねいにつくったgentenらしい仕上がり。とことん革の魅力が詰まっているシリーズです。


内装は、ほかのシリーズと同様の生地を使用。パスケースや小物を入れるのに便利なポケットを付けました。


ポケットに重ねた革のブランドタグも小さなポケットになっています。500円玉などを入れておいたりと使い方いろいろ。


2型ともカラーは深いネイビーで、本体と持ち手を同色で仕上げました。


わずかな数だけですが、部分的に白い革を使った限定品もご用意しました。白という色がアクセントになり、軽やかな印象がプラスされています。白い革のかがりは、時間とともに黄色味が差してきて、次第に落ち着いたトーンになっていきます。その経年変化もお楽しみいただければと思います。

「アルテ」は、イタリア語で「巧みな仕上げ」という意味を持ちます。タンニン鞣しの革を生み出す職人の技。そしてバッグというカタチにする職人の技。その両者の巧みな仕上げが詰まった「アルテ」は、持つ方にとってきっと特別なバッグになるはずです。

■アルテのお手入れについて■

本体は水に強く、水染みしにくく色落ちしにくい仕上がりにしてあるため、ふだん使いにしてどんどん外に連れ出してください。デリケートクリームやコンディショニングクリームといったgentenのクリームはどれも使用可能。エレガントに見えて、意外なタフさを秘めたバッグです。


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