蔵前めぐり「カキモリ」第2回
私たちgentenスタッフが、工房を構える“ものづくりの街・蔵前”のお気に入りのお店をご紹介。今回も、第1回に続いて、「書くことを楽しく」がテーマの文具店「カキモリ」さんの登場。gentenスタッフが“世界に一冊のノート”を作ってきました!
表紙や中紙を選んで仕立てる
自分だけのオリジナルノート
「カキモリ」さんの代名詞ともいえるサービスが「オーダーノート」。選んだ素材をその場でノートに仕立ててくれるというものです。「カキモリ」さんのお店に入ると、中央にレジカウンターと製本機が置かれた作業場があって、その向こう、入口から右手奥の壁側一面にズラリとオーダーノートの素材たちが並んでいます。
素材選びは、楽しい迷いの森
製本作業時間はほんの20分ほど
さて、マイオリジナルノート作りです。gentenスタッフは、普段使いできるノートにしよう!ということで、持ち運びしやすいB6サイズを選択。向きは、スタンダードにタテで。
次は表紙と裏表紙選びです。革、コットン、PP、紙など、さまざまな素材や色、デザインのものが常時60種類以上そろっているそうで、そのとき限りの希少な限定デザインもあると聞けばますます目移り。店員さんに相談もしながら選んだのは、表紙にレトロモダンな趣の花模様の紙、裏表紙は濃紺の無地でキリッと引き締めます。
オーダーノートを作りにいらっしゃるお客様は、大体の皆さんがgentenスタッフと同様にとても悩まれるそうで、店員さんはよく相談を受けられるそうです。なかには、「店員さんと同じ年頃の娘にノートを作ってあげたいのだけれど」というお父さんのお客様もいらっしゃったとか。なんて素敵なエピソード!
中紙は、万年筆に合うにじみの少ない紙、鉛筆などで書きやすいざらざらの紙、写真やカードを貼るのに適したクラフト紙などが30種類以上。定番の紙には、あらかじめドット、罫線、方眼などが入っているタイプも。ちょっとしたスケッチや水彩画が描ける厚手の紙などもあってカスタマイズができます。
中紙のサンプルで試し書きができるコーナーもあるので、実際に、インクのにじみ方や書き味、筆運びの良しあしなどを試せます。改めて書き比べてみると、自分好みの紙ってあるんだなと実感。gentenスタッフは、マットな手触りでペンのすべりがよい紙質のもので前半が罫線入り、薄いブルーの仕切りを挟んで、後半は無地を選択。
留め具は、「ゴム留め」か「封かん留め」か「ボタン留め」で、選んだのは、仕上がりのアクセントになる丸い封かん。黒に、赤い紐を合わせました。なお、「ボタン留め」を選ぶと、ペン差しのありなしも選べます。
さあ、あとは店員さんの製本作業。
gentenスタッフが作ったノートの代金は、トータル2,250円でしたが、オーダーノートは1冊800円から作れます。
このオーダーノートは、使い終えた後、また「カキモリ」さんに持っていくと、表紙はそのまま中紙を交換してくれるサービスもあります(有料)。書き終えた紙は紐で綴じてくれるので、大切な記録をちゃんと残しておけます。ずっと使い続けて、育てていけるノートです。
今回、gentenスタッフが作ったノートは、社内や友人からも「これ、欲しい!」と言われるほど大好評。スタッフ自慢の一品になりました。今度は誰かのプレゼントに、その人をイメージしたノートを作ってあげたい。また、革の表紙で自分用をもう一冊作ろうと考えています。
“自分だけの世界に一冊のノート”作り、本当におすすめです!
店舗情報
カキモリ
住所:東京都台東区三筋1-6-2
電話:050-1744-8546
営業日:11:00-19:00
定休日:月曜(祝日の場合は営業)
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