季節を味わう常備菜 枝豆の冷製スープ

 料理家・管理栄養士でもありワーキングママでもある板橋里麻さんに、いつも冷蔵庫に常備している作り置きのお惣菜を教えていただいています。第3回は夏らしいアレンジが楽しい枝豆のポタージュスープをご紹介します。


ひんやり冷たさが食欲をそそる、
枝豆のやさしい味わい。

夏といえば、ビールに枝豆を楽しみにしている方も多いのでは? その枝豆にひと手間を加えて保存しておけば、いつで簡単おつまみとパスタが出来上がります。「暑いとキッチンに立つのも大変で、できるだけ火を使わずに料理したいですよね。そんな時には枝豆のスープがおすすめです。小分けできるトレイで冷凍しておけば、使う分だけを器に入れて自然解凍するだけで冷製スープに」。

材料(作りやすい量)2人前で約2回分
・枝豆 1/2袋
・玉ねぎ 1/2個
・じゃがいも ●個
・牛乳 1/2カップ
・塩、こしょう 少々

作り方
フライパンに油を熱し、玉ねぎ、じゃがいも、さやから取り出した枝豆を炒める。
①に水を加え、枝豆とじゃがいもが柔らかくなるまで煮て、粗熱をとっておく。
ミキサーに②、牛乳を加え、なめらかになるまで攪拌する。塩、こしょうで味を調える。

■アレンジ to おもてなし小鉢 「すりながし風冷奴」

ポイントはオリーブオイル。枝豆と豆腐のやさしい味わいにコクが加わります。火を使わずに器に盛るだけ、かけるだけの簡単さで、おもてなしの一品として覚えておきたいメニューです。

作り方
器に半分に切った絹豆腐を置き、枝豆スープを静かに流し入れる。塩、粗引きこしょうをふりかけ、オリーブオイルをまわしかける。

■アレンジ to パスタ 「枝豆クリームの冷製パスタ」

使用したカッペリーニ(0.9mmから1.3mmの細いパスタ)は、ゆでた後にしっかりと水気をきることで味がしっかりつきます。スープを牛乳で仕上げているので、クリームといっても、とてもさっぱりしています。

作り方
ゆでたカッペリーニは冷水にとり、水気をしっかりきっておく。ボウルにパスタ、オリーブオイル、枝豆スープをいれ、さっと和える。塩、こしょうで味を調えてできあがり。


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第1回 万能ひき肉ベース

第2回 野菜のマリネ

第3回 カンタン洋風白和え

第4回 枝豆の冷製スープ




板橋里麻(いたばし・りま)
管理栄養士、IOTA認定オーガニックセラピスト
小中学校で栄養教諭として食育の現場を経験。その後、健康ビジネスを展開するベンチャー企業にてダイエットカウンセリング、ウェブコンテンツ、イベント企画・運営などに携わる。独立後、パーソナルカウンセリング、レシピ開発、セミナー講師など多方面に活躍中。管理栄養士がつくる「おいしいのにヘルシーなファストフード」をコンセプトにしたデリスタンドをオープン。野菜たっぷりのベジおにぎりやスムージーが人気。

delifas! DELI (デリファスデリ)
住所:東京都中央区日本橋本町3丁目3-3 Clipニホンバシビル1階
電話:03-6260-8463
営業時間:9:00~16:00
定休日:土曜・日曜・祝日
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