季節を味わう常備菜 野菜のマリネ

料理家・管理栄養士でもありワーキングママでもある板橋里麻さんに、いつも冷蔵庫に作り置きしている常備菜を教えていただいています。第2回は、彩りも鮮やかな野菜がたっぷり食べられるマリネをご紹介します。

野菜も摂れて、さっぱり味の、
初夏にうれしい常備菜。

これからの季節、食べたくなるのが酢っぱいおかず。栄養面でも夏にぴったりなのですが、男性や子どもは苦手なんですよね。今回教えていただくのは、酸っぱいのが苦手な家族にもおすすめしたい、まろやかさがポイントのマリネです。「ハチミツを加えることで酸っぱさが抑えられて、コクも出て食べやすくなります。具沢山のソース、と考えれば、メイン料理との組み合わせが簡単に。焼いただけのお肉が初夏にぴったりの爽やかメニューになりますよ」。


材料(作りやすい量)2人前で約2回分
・アスパラ 100g
・パプリカ 1個
・新玉ねぎ 1/2個
・セロリ 1/2本
・穀物酢 大さじ2
・はちみつ 大さじ1(砂糖の場合は大さじ2)
・塩、こしょう 各少々
・タイム お好みで

作り方
フライパンにオリーブオイルを温め、斜めに切ったアスパラ、パプリカ、セロリを炒め、タイム、塩、こしょうを加える。新玉ねぎを薄切りにする。
保存容器に穀物酢、はちみつ、オリーブオイルを混ぜ合わせ、①と和えて冷蔵庫に。2時間ほどなじませたらできあがり。


アレンジtoメインディッシュ「鶏肉のソテー」

皮目をパリッと焼いた鶏もも肉に添えて、さっぱりとした初夏の味。野菜の付け合せがあれば、お肉や魚を焼くだけで、栄養バランスもバッチリの一皿に。ハーブを添えているので、パンやパスタとも愛称抜群。

作り方
オリーブオイルを温めたフライパンに、両面に塩、こしょうをふっておいた鶏もも肉を、皮の面を下にして焼く。途中、フライ返しでギュッと押さえつけることでパリッと焼き上がる。ひっくり返して裏面も焼き、火が通ったら、食べやすい大きさに切り分ける。鶏肉、マリネをお皿に盛り付けてできあがり。


アレンジtoおつまみ「さわらの洋風南蛮漬け」

フレンチや地中海料理ではエスカベッシュとも呼ばれる夏らしい料理。今回はさわらの竜田揚げですが、豆あじや鮭などでもおいしく食べられます。市販の鶏の唐揚げを使えば、和えるだけの超スピード料理! ビールによく合います。


作り方
塩、こしょうしたさわらに片栗粉をまぶし、フライパンで揚げ焼きにする。火が通ったら熱いうちに野菜のマリネと和える。15~20分ほど味をなじませてできあがり。仕上げにピンクペッパーを散らして。


常備菜のその他の記事はこちらから

第1回 万能ひき肉ベース

第2回 野菜のマリネ

第3回 カンタン洋風白和え

第4回 枝豆の冷製スープ




板橋里麻(いたばし・りま)
管理栄養士、IOTA認定オーガニックセラピスト
小中学校で栄養教諭として食育の現場を経験。そのご健康ビジネスを展開するベンチャー企業にてダイエットカウンセリング、ウェブコンテンツ、イベント企画・運営などに携わる。独立後、パーソナルカウンセリング、レシピ開発、セミナー講師など多方面に活躍中。管理栄養士がつくる「おいしいのにヘルシーなファストフード」をコンセプトにしたデリスタンドをオープン。野菜たっぷりのベジおにぎりやスムージーが人気。


delifas! DELI (デリファスデリ)
住所:東京都中央区日本橋本町3丁目3-3 Clipニホンバシビル1階
電話:03-6260-8463
営業時間:9:00~16:00
定休日:土曜・日曜・祝日
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