「夏のスエード」バンドルⅡ

スエード×リネンという異素材使い。
“対比の妙”を楽しんでほしい。

2018年夏の新作「バンドルⅡ」。「束ねる」という意味の「バンドル(Bundle)」から名付けたバッグで、gentenでは珍しい、個性的な異素材使いが特長です。実は、昨年秋に発売し、早々に完売したスエード×ウールの「バンドル」のご好評の声にお応えした、シリーズ第2弾です。

gentenは常に良い素材を使ってバッグ作りをしています。革にしろ、布にしろ、それひとつで勝負ができる素材を、あえて組み合わせてみたらどうだろうか。食べ物と一緒で、それぞれが互いの魅力を引き立て合い、また、総合的な“妙”というものも生まれてくるのでは……。そう考えたのが着想源です。


 「バンドルⅡ」に使用しているのは、国産の肉厚ピッグスエードと、リネン100%の日本製麻ハンプです。「スエードって冬の素材じゃないの?」と思われるかもしれませんが、今や定番のファーサンダルと同じ考えで、季節に縛られることはないのではないでしょうか。

実際、写真で見ていただく通り。スエードのマットな質感と、ポコポコとした表情に織り出したリネンの風合いが、新鮮なマッチングでありながら、落ち着いた調和があって、夏向きのさわやかさ、清潔感も出ていると思います。



私たちgentenが作るのは土台、
デザインはお客さまが作るバッグ。

「バンドルⅡ」には、ワンハンドルバッグ(上写真)、トートバッグ、2WAYショルダーバッグの3タイプがあります。いずれも気分や装いに合わせて、「プレーン持ち」「巾着持ち」「かぶせ」と、形を変えて持つことができます。

例えば、ワンハンドルバッグなら、そのままサッと「プレーン持ち」、口紐を縛って口折れの存在感を強調した「かぶせ」、縛ったスエード立ち上がらせての「巾着持ち」。(異素材の組み合わせが“ウリ”なので、あまり大きな声では言えませんが、スエードをギュッと内側に押し込めば「リネンバッグ」に早変わり!)

言わば、「私たちgentenは土台を作って、お客様がデザインを仕上げる」というバッグ。いつもよりも作り手と使い手の距離が近く感じられたらいいなとも思っています。

 

素材の美しさを堪能していただける縫製。
バッグとしての機能性もしっかり。

「バンドルⅡ」シリーズは、極力、ステッチ(縫製糸)が見えないように、袋縫いを基本に仕上げています。手仕事だからできることです。

余計なステッチがないので、スエードのなめらかで優雅なドレープ感が際立ち、革でなければ出せない贅沢感も感じさせてくれます。また、バイオウォッシュをかけた麻ハンプのざっくりとしながらもやわらかい雰囲気も存分に楽しむことができます。

持ち手や編み紐、タグに使用しているのは国産の牛革ステアです。丈夫で、使うほどに艶を増す牛革が、バッグに洗練された趣を添えています。

 目につく、というより、人の手が触れる部分に金属を使いたくなかったので、編み紐を通すリングや開閉のマグネットにも牛革を使っています。

もちろん、バッグとしての使い勝手にもこだわっていて、前面のリネンは中央で仕切った2つのポケット、背面のリネンは大ポケットになっています。内側にはファスナーポケットなどを配しました。

gentenではユニークなデザイン性もあって、前回のスエード×ウールの「バンドル」でも、これが“ファーストgenten”というお客様が多くいらっしゃいました。「バンドルⅡ」もぜひ幅広い方々に可愛がっていただきたいと思っています。

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