5分でできる、おうちヨガ
1回目では座りの基本姿勢を解説してもらいましたが。今回は立って行うポーズの基本姿勢です。
西畑先生(以下略)「立ちの基本姿勢はタダアーサナ(=山のポーズ)と呼びます。足の形が重要で、足の人差し指とかかとが平行になるように立ちます。かかと側が指1~2本くらい広がります。ハの字になってしまう方が多いので、ここはしっかりと意識して立ちましょう。」
「正しい足の位置ができたら、腿をきゅっと内回しに、お尻は力を抜いて、下腹部には力を入れて、あごをひいて頭をぐっと引き伸ばすように立ちます。」
ただ普通に立っているように見えて、体のすみずみまで注意を払っている西畑先生。体全体を意識するだけでも気持ちがピシッと引き締まります。
片足立ちのポーズで自分の心と体を観察。
「このポーズは土台に意識を向けて、重心の感覚を研ぎすますことによって集中力を高めてくれるんです。自然に足腰と体幹が鍛えられ、バランス感覚が養われますよ。」
ポーズのはじめは、しっかりとタダアーサナ。
「このときに気をつけたいのは、左右の骨盤の高さが変わらないようにしましょう。曲げているほうの膝が前に入っていきやすいので、外側に開くようにします。」
西畑先生、まったくグラグラしていません!
「そして両手は胸の前で合わせて呼吸します。さらに余裕があれば、その手を天に向かって伸ばしていきましょう。視線は一点集中、もし鏡の前でポーズをとっているならば、自分の眉間のあたりを見るとやりやすいかもしれません。」
何も考えないで、力をすべて投げ出して。
何も考えないというのは、実はとても難しいことかもしれませんが、これができると、ほんの数分で何時間もの睡眠に匹敵する効果があるのだとか。
「新生活で忙しい毎日の生活にこそ、寝る前に少し時間をとってシャバアーサナをしてみてください。自律神経のバランスが整うので、ストレス、緊張の緩和、疲労回復にオススメですよ。」
木のポーズで体を少し緊張させてからのシャバアーサナをやってみると、休息が体にしみるような不思議な感覚がしました。みなさんも試してみてくださいね。
5分でできる、おうちヨガのその他の記事はこちら
第1回 心が落ち着く、安楽座
第2回 基本のき、きちんと立つ
第3回 ふわっとゆるむポーズ2つ
2005年、社会人になってからの忙しさから身体と心の不調から過呼吸や不眠症に悩み、2008年にヨガと出会う。ヨガを通してどんどんと変化をしていく自分自身を体感し、ヨガインストラクターの道へ。ヨガによって心身が変容しく経験を伝えていきたいと、東京都内を中心に様々な場所、シチュエーションで活動中。
julierアンバサダー
True Nature TOKYO、 True NatureAKITA、ヨガフェスタ横浜、品川シーズンテラス、福島ヨガプロジェクト等、様々なイベントに出演。
日本サップヨガ協会公認インストラクター